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2021年12月22日

シンポジウム「環境教育と保全活動を考える ―紀伊半島の海の生物から―」報告

 共生科学研究センターは2021124()、「環境教育と保全活動を考える―紀伊半島の海の生物から―」と題するオンライン形式のシンポジウムを開催しました。本シンポジウムは紀伊半島研究会との共催で、学内外から42名の参加がありました。

 シンポジウムの前半では、酒井敦共生科学研究センター長の開会挨拶と趣旨説明につづき、まず木村妙子氏(三重大学)から伊勢志摩地域における外来種駆除活動と環境教育について御講演をいただきました。次いで平林勲氏(串本海中公園センター)から串本沿岸海域の保全活動について、とくに有藻性イシサンゴ類に着目しながらご紹介をいただきました。そして前半最後の御講演では、中野智之氏(京都大学瀬戸臨海実験所)から田辺湾周辺の海をフィールドとした環境教育への取組について話題提供をいただきました。

 休憩を挟んだシンポジウムの後半では、平嶋健太郎氏(和歌山県立自然博物館)から、ゆかし潟と内之浦の干潟を事例とした保全活動と環境教育の実践例について、次いで古賀庸憲氏(和歌山大学)から和歌浦干潟や有田川河口干潟で続けてこられた干潟観察会の実践例について、それぞれご報告をいただきました。総合討論のセッションでは、やや時間が足りなかったようにも感じられましたが、Zoomのチャット機能も活用しながら、かなり多様な質疑応答のやり取りが交わされました。最後に前迫ゆり紀伊半島研究会会長の閉会挨拶をもってシンポジウムを終了いたしました。

 前回、今回とオンラインでのシンポジウム開催が続き、センターセミナーもオンライン形式で実施していることもあって、オンラインでの開催に関してもある程度のノウハウが蓄積されつつあるように思います。今後の共生科学研究センターの諸活動におきましても、対面に加え、オンラインなどのIT技術をうまく利用しながら、多様化・活発化を進めていければと考えております。当センターが開催する各種イベントの情報については、本ホームページ等を通じて随時ご案内いたしますので、引き続き、多くの皆様にご参加いただければ幸いです。

posted by 共生科学研究センター at 09:04| Comment(0) | TrackBack(0) | シンポジウム

2021年11月08日

第21回共生科学研究センターシンポジウムのご案内

20211204紀伊半島シンポ(改訂版ver4).jpg

第21回共生科学研究センターシンポジウム・第25回紀伊半島研究会シンポジウム「環境教育と保全活動を考える―紀伊半島の海の生物から―」を、2021年12月4日(土)にZoomオンラインにて開催いたします。

環境教育と保全活動を考える―紀伊半島の海の生物から―」
日時:2021年12月4日(土) 13:00〜16:45
視聴:Zoomオンラインを使用
費用:無料(視聴に係る通信費等は自己負担となります)
定員:先着 100名
参加方法:視聴申込フォーム よりお申込みください(11月30日まで)
参加決定者の方には後日、電子メールでZoomオンラインシンポジウムの参加方法をご案内いたします。
※紀伊半島研究会会員の方でオンライン視聴の準備が難しい方は、紀伊半島研究会事務局にご相談ください。


多くの方のご視聴をお待ちしております。

  視聴申込フォーム  ←クリックで申込フォームへ移動します


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posted by 共生科学研究センター at 12:37| Comment(0) | TrackBack(0) | シンポジウム

2021年01月12日

シンポジウム「奈良盆地・紀伊半島の風水害と土砂災害」報告

 共生科学研究センターは2021年1月9日(土)に、紀伊半島研究会との共催で、「奈良盆地・紀伊半島の風水害と土砂災害」と題し、オンラインでシンポジウムを開催しました。 冒頭、高田将志氏(奈良女子大学 教授)から趣旨をご説明頂いた後、榎本博行氏(国土交通省近畿地方整備局大和川河川事務所 副所長)から奈良盆地大和川流域の水害の特徴と防災について、木下篤彦氏(国土交通省国土技術政策総合研究所土砂災害研究部砂防研究室(近畿地方整備局大規模土砂災害対策技術センター)主任研究官)から紀伊半島地域の土砂災害特性と防災について講演が行われました。
 続いて、奈良盆地・紀伊半島地域における水害・土砂災害についてパネルディスカッションが行われ、木村圭司氏(奈良大学文学部地理学科)から奈良盆地・紀伊半島における災害発生に関わる気候・気象特性について、井上公夫氏(一般財団法人 砂防フロンティア整備推進機構 専門研究員)から紀伊半島の土砂災害史について話題提供が行われました。
 センターシンポジウムとしては初めてのオンライン開催となりましたが、学内外から85名の参加があり、盛会となりました。内容についても奈良・紀伊半島の風水害に関して歴史的視点からの分析、近年の土砂災害発生のメカニズムに関する気象学的・地質学的分析、最新の観測技術や災害防止にむけた取り組みの紹介など、極めて盛だくさんで充実したシンポジウムとなりました。
posted by 共生科学研究センター at 11:55| Comment(0) | TrackBack(0) | シンポジウム

2020年12月15日

第20回共生科学研究センターシンポジウム【オンライン視聴】

第20回共生科学研究センターシンポジウム・第24回紀伊半島研究会シンポジウム「奈良盆地・紀伊半島の風水害と土砂災害」を、2021年1月9日(土)にZoomオンラインにて開催いたします。

「奈良盆地・紀伊半島の風水害と土砂災害」
日時:2021年1月9日(土) 13:30〜17:00
視聴:Zoomオンラインを使用
費用:無料(視聴に係る通信費等は自己負担となります)
定員:先着 100名
参加方法:視聴申込フォーム よりお申込みください(1月6日まで)
参加決定者の方には後日、電子メールでZoomオンラインシンポジウムの参加方法をご案内いたします。
※紀伊半島研究会会員の方でオンライン視聴の準備が難しい方は、紀伊半島研究会事務局にご相談ください。


プログラム
司会・コーディネーター:奈良女子大学共生科学研究センター 高田 将志

・13:30〜 開会挨拶
紀伊半島研究会 会長 前迫 ゆり
・13:35〜 趣旨説明
高田 将志
・13:40〜 「奈良盆地大和川流域の水害の特徴と防災」
国土交通省近畿地方整備局大和川河川事務所 副所長 榎本 博行
・14:40〜 「紀伊半島地域の土砂災害特性と防災」
国土交通省技術政策総合研究所土砂災害研究部砂防研究室(近畿地方整備局大規模土砂災害対策技術センター) 主任研究官 木下 篤彦

・15:40〜 パネルディスカッション「奈良盆地・紀伊半島地域における水害・土砂災害」
「奈良盆地・紀伊半島における災害発生に関わる気候・気象特性」
奈良大学文学部地理学科 木村 圭司
「紀伊半島の土砂災害史によせて」
一般財団法人砂防フロンティア整備推進機構 専門研究員 井上 公夫
コメンテーター:榎本 博行、木下 篤彦
・16:50〜 閉会挨拶
奈良女子大学共生科学研究センター センター長 酒井 敦

多くの方のご視聴をお待ちしております。

  視聴申込フォーム  ←クリックで申込フォームへ移動します


posted by 共生科学研究センター at 09:24| Comment(0) | TrackBack(0) | シンポジウム

2019年12月03日

シンポジウム「紀伊半島にみる自然と共生−ニホンオオカミを育む森ー」報告

 共生科学研究センターは11月23日(土)に、奈良県吉野郡東吉野村、大和・紀伊半島学研究所及び紀伊半島研究会との共催で「紀伊半島にみる自然と共生ーニホンオオカミを育む森ー」と題し、東吉野村住民ホールにてシンポジウムを開催しました。
 紀伊半島の北東部に位置する東吉野村は豊かな自然環境に恵まれ、質の高い吉野材を産出するとともにニホンオオカミの最後の目撃地として有名であり、共生科学研究センターも本地に研究拠点としての分室を設置しています。
 冒頭、保智己氏(大和・紀伊半島学研究所長・共生科学研究センター長)と水本実氏(東吉野村長)の開会挨拶に続き、谷田一三氏(大阪府立大学 名誉教授)から東吉野村における川虫研究の歴史や内容について、松井淳氏(奈良教育大学 教授)から紀伊山地におけるニホンジカの食害に対する森林の保全対策について講演が行われました。
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 続いて、藤平眞紀子氏(奈良女子大学 准教授)から吉野材(スギ、ヒノキ)の魅力について、石黒直隆氏(岐阜大学 名誉教授)からニホンオオカミについての研究について講演がありました。
DSC_0314.JPGDSC_0331.JPG
 後半には、上記の講演者に保氏と和田恵次氏(紀伊半島研究会長)、司会進行を務めた片野泉氏(奈良女子大学 准教授)を加えて総合討論が行われ、会場内で活発な意見交換が行われました。

 このシンポジウムには地元東吉野村の住民のみならず県内外から150名を超える多くの参加があり、東吉野村を含む紀伊半島の自然や文化、生物等に対し、高い関心が寄せられていることが分かりました。
posted by 共生科学研究センター at 09:26| Comment(0) | TrackBack(0) | シンポジウム

2019年11月14日

11月23日開催シンポジウムについてご案内

11月23日(土・祝)に開催いたしますシンポジウム「紀伊半島にみる自然と共生−ニホンオオカミを育む森−」へのご応募をありがとうございました。
応募フォームは締め切らせていただきましたが、自家用車でお越しの方は、当日参加も可能となっております。どうぞご参加くださいませ(駐車台数には限りがありますので、乗り合わせにご協力ください)。
送迎バスの当日受付は行っておりません。予約のない方は利用できませんので、ご注意ください。

<バス利用参加者へご案内>
奈良女子大学発バスは9:30に、榛原駅発バスは11:00に「出発」となっております。
くれぐれもお乗り遅れのないよう、ご注意ください。
奈良女子大学発バスは第一体育館前から出発いたします。
榛原駅発バスにご乗車の方は、榛原駅改札口へ集合ください。スタッフがバスまで案内いたします。

<昼食についてのご案内>
会場付近には、コンビニ等ございませんので悪しからずご了承くださいませ。
特にバスにご乗車の方は、昼食をご用意の上乗車くださいますようお願いいたします。
会場に、飲食可能スペースを設けておりますので、どうぞご利用ください。


ご質問等ございましたら共生科学研究センターメールアドレスへお気軽にお問合せくださいませ。
posted by 共生科学研究センター at 14:12| Comment(0) | シンポジウム

2019年10月04日

第19回共生科学研究センターシンポジウム(共催)のご案内

第19回共生科学研究センターシンポジウム「紀伊半島にみる自然と共生 −ニホンオオカミを育む森−」が、2019年11月23日(土・祝)に奈良県東吉野村で開催されます。
詳細は以下の通りとなっております(専用ホームページもあります)。

「紀伊半島にみる自然と共生 −ニホンオオカミを育む森−」
日時:2019年11月23日(土・祝) 12:40〜16:35(12:15受付開始)
場所:東吉野村住民ホール(奈良県吉野郡東吉野村大字小川99)
   奈良女子大学あるいは近鉄榛原駅からの送迎バスがあります(要申込
   送迎バス1… 奈良女子大学⇔東吉野村 9:30 奈良女子大学 発/17:00 東吉野村 発
   送迎バス2… 近鉄榛原駅⇔東吉野村 11:00 榛原駅前 発/17:00 東吉野村 発
費用:無料
定員:150名( 参加申し込みフォーム よりお申込みください:11月10日まで)

プログラム
・開会挨拶
・講演
 「東吉野の川虫ー研究史と生態的な特徴ー」 谷田 一三(大阪府立大学 名誉教授)
 「紀伊山地の森とニホンジカの今」 松井 淳(奈良教育大学 教授)
 「生活空間における吉野材の魅力」 藤平 眞紀子(奈良女子大学 准教授)
 「謎につつまれた動物ーニホンオオカミー」 石黒 直隆(岐阜大学 名誉教授)
・総合討論
・閉会挨拶

共催:奈良女子大学 共生科学研究センター
   奈良女子大学 大和・紀伊半島学研究所
   東吉野村
   紀伊半島研究会


詳細は専用ホームページでご覧ください。

彩豊かな木々に囲まれた会場で、自然との共生について考えてみませんか?
皆様の参加申し込みを心よりお待ちしております。

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posted by 共生科学研究センター at 10:57| Comment(0) | TrackBack(0) | シンポジウム

2019年06月14日

国際シンポジウム ”NICABC” 開催報告

 令和元年6月6日(木)9時30分より、大学院人間文化研究科会議室において、共生科学研究センター共催の国際シンポジウム “Nara International Conference on Applied Bioinorganic Chemistry (NICABC)” を開催しました。このシンポジウムは、6月2〜5日に奈良春日野フォーラム「甍」にて開催された “15th International Symposium on Applied Bioinorganic Chemistry (ISABC15)” のポストカンファレンスとして企画されました。ISABC15に参加された国外研究者9名を含む11名の先生方を招待し、奈良女子大学での講演をお願いしました。参加者は36名と少数でしたが、最先端の講演内容に触発されて質疑応答が活発化し、予定時間を大幅に超過して18時30分に最後の討論が終了するという盛況ぶりでした。参加者からは、「リラックスした雰囲気で深い議論ができた」という声が聞かれました。
 最後になりましたが、本シンポジウム開催にあたりご尽力頂きました関係各位の方々に厚く御礼申し上げます。

学会HPはこちら
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posted by 共生科学研究センター at 10:10| Comment(0) | TrackBack(0) | シンポジウム

2019年05月20日

国際シンポジウムのご案内

共生科学研究センター共催の応用生物無機化学 奈良国際シンポジウム「Nara International Conference on Applied Bioinorganic Chemistry 2019」が、以下の日程で開催されます。

日時:2019年6月6日(木)9:30 - 16:30
場所:奈良女子大学 F506室

国内外第一線の生物無機化学者と議論できる貴重な機会に、ぜひお越しください。
皆様のご参加をお待ちしております。

↓画像クリックで専用HPにアクセスできます↓
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posted by 共生科学研究センター at 14:04| Comment(0) | TrackBack(0) | シンポジウム

2019年02月13日

第22回奈良女子大学共生科学研究センターシンポジウム(共催)の報告

 2019年1月12日(土)13時より、第18回共生科学研究センターシンポジウムが、三重大学 環境•情報科学館3階において開催されました。本シンポジウムは、紀伊半島研究会の第22回シンポジウムと、三重大学生物資源学研究科との共催によるもので、「紀伊半島の森里海生態系の再生」と題して、趣旨説明、5つの講演と総合討論がありました。

 「趣旨説明」 松尾奈緒子(三重大学)
 「紀伊半島のユニークな気候」 立花義裕(三重大学)
 「海跡湖須賀利大池の森林生態系の再生」 平山大輔(三重大学) 
 「回遊性魚類からみる森里海の連環」 佐藤拓哉(神戸大学)
 「有田川での森里海と人のつながりの再生の試み」 徳地直子(京都大学)
 「干潟生態系の健康診断と再生」 木村妙子(三重大学)

 三重大学での開催ということもあり、三重県在住の方をはじめ、和歌山県、奈良県などから62名の参加がありました。
 講演の中では、本州一番の多雨地帯が紀伊半島南部であること、多雨になる理由と黒潮との関係について、国指定天然記念物である三重県尾鷲市の須賀利大池湖岸の常緑広葉樹が急激に枯死しておりその要因について、アマゴの生活史型(河川で一生くらすアマゴと川と海の間を回遊するアマゴ)と森と川、海とのつながりについてお話いただきました。続いて、近年、森と川、海とのつながりがダムなどによる分断、豊かな水産物を育む干潟が約4割も失われており、これらの再生への試みについて話題提供をいただきました。
 特に印象的であったのは、沿岸域の生物多様性と流域の環境要因との分析のために、研究者だけではなく一般の方々を巻き込んだ環境DNAの調査に関しての話題についてです。河川の調査といっても支流まで含めると非常にたくさんあり、研究者だけではとても実施できず、かといって調査区を限ってしまえば正しい分析はできません。そのため、一般の方々にもサンプル採集を行ってもらい、そのサンプルと現場の緯度経度の情報、周りの環境がわかるような写真を研究者宛に発送してもらい、分析およびデータ解析を研究者が行うというものです。さらにサンプルが採取された場所をWeb上で公開することにより、同じ場所のサンプルばかりが集まらないようにすることが可能であり、まだサンプルが採取されていない場所に自分が最初に行きたいというモチベーションも調査協力者に生まれます。環境に興味のある方であれば、自分が調査に協力しているという満足感もあります。紀伊半島の森里海生態系の保全に、自分ならどのようにかかわっていくことができるのかを考えるよい機会となりました。


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posted by 共生科学研究センター at 13:38| Comment(0) | TrackBack(0) | シンポジウム