菊花展 (1) [2019年11月06日(Wed)]
菊花展 (1) 例年11月にはいると高幡不動尊境内で「菊花展」が開かれ、七五三とも重なって境内は華やかにも微笑ましく、そのうえ秋の好天に恵まれるとあっては近郷近在から訪れる善男善女の賑わいは頂点に達します。 「菊」は古来親しまれてきた伝統的な花で気品に満ちた花ですが、菊づくりに専念する人には“職人気質”の人が多いらしい感じがします。 菊花展「江戸ギク」のコーナーに福生にお住いのTさん(女性)が見え、出展した江戸菊の手入れをされていました。Tさんは美空ひばりと同年だそうですから82才、20代後半から菊づくりに挑戦し、手がける人の少ない江戸菊で、これまでに3回「厚生大臣賞」を受賞されたそうです。 私が菊づくりをする人の職人気質について尋ねると肯定し、競走心がつよく頑固で仲間同士で親しくする機会はまずないということでした。 Tさんも菊づくり男性からかなり“イジメ”にあったらしいと話の様子から想像しました。 厚物 大菊の代表的花型で、数百枚の花弁が中央の花芯に向かって鱗状に組みながら球状に丸く盛り上がり、盛り咲き菊ともいわれます 以下“厚物” 厚走り 厚物の花頭最下部から管状の長い走り花弁が四方に咲く花型で、袋状の真直ぐで長い走り弁が放射状に付いたものが良くて大きく見えます。 以下“厚走り” 一文字 別名 ご紋章菊ともいわれ、幅の広い船底型平弁で14〜16枚の花弁が水平に丸く咲きます 続く 文責 荒川 |
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wild river
at 09:00