国立博物館の庭園(1)
[2017年04月17日(Mon)]
国立博物館の庭園(1) 上野の国立博物館は元寛永寺の境内に建立されています。 博物館本館は寛永寺本坊のあった所で、北側に池を擁した庭園があり、そこは寛永寺の庭であったと考えられます。 博物館の創設当初に天産部があったことで多種多様な植物が集められていることが庭園の特徴です。庭園は過去いくたびか改修されていますが、現在は5棟の由緒ある茶室も移築され年2回庶民の自由散策に開放されています。 2017年春の庭園開放 3月14日〜5月7日 2017年秋の庭園開放 10月24日〜12月3日 寛永寺は東叡山寛永寺と云い徳川家の信認厚い慈眼大師天海大僧正が江戸城の鬼門(東北)にあたる上野台地に寛永二年(1625)創建し、勅許で創建時元号を寺名としました。 山号の東叡山は、東の比叡山の意で、比叡山延暦寺が京都御所の鬼門に位置し朝廷の安穏を祈る国家鎮護の道場であったことに倣ったものと云えます。 私は“桜咲く春の庭園開放”にあわせて国立博物館を訪れてみました。 入館入園料は70歳以上無料で、庭園を重点にみました。 本館横の東洋館では中国仏像展を開催しており、西側の法隆寺宝物館も開放されていました。時間があればゆっくりと見たい場所です。 続く 文責 荒川 |
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wild river
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