横浜元町散歩(2) [2014年05月10日(Sat)]
横浜元町散歩(2) 会食の後、近くの「海の見える丘公園」に行きました。 海が見えると言っても、相当遠くで、横浜ベイブリッジが印象的です。 「港が見える丘」(作詞作曲:東辰三)の歌碑がありました。口ずさみたくなります。 歌はご存知でしょうが、次をクリックしても聞かれます。 http://www.youtube.com/watch?v=Ot7l-Y5jTug 公園の噴水の奥にレンガ造りの瀟洒な建物「大佛次郎記念館」があり、入って見ました。 横浜に生まれた大佛次郎(1897〜1973)は終生変わらぬ愛情を故郷に寄せていたそうで、没後遺族から蔵書や遺品の寄贈を受けて1978年にこの記念館が開館しました。 大佛次郎は、「鞍馬天狗」で名を馳せ、ノンフィクション「ドレフュス事件」戦後発表した「帰郷」(芸術院賞受賞)、「パリ燃ゆ」そして、絶筆となった「天皇の世紀」で有名です。 記念館内部には、自筆原稿、初版本、蔵書など多くの資料が展示してあります。 また、大佛次郎は、猫好きで有名で、「スイッチョ猫」という童話も書いています。可愛い子猫のお話です。 いつも十数匹の猫に囲まれていましたが、家人に飼い猫を15匹までと限定し、それ以上だと自分は引っ越すと言っていたそうです。ある日、餌を食べている猫を数えたら16匹いたので、腹を立て引っ越すといったら、女中が「一匹は客としてきていて、食事後は帰ります」といった、というエピソードが紹介されていました。 ここから「山下公園」に行って「赤い靴」の像を見たかったのですが、到底歩けないのであきらめて、帰りました。 (皆川眞孝) |
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皆川眞孝
at 09:00