高野山(4) [2013年10月31日(Thu)]
高野山(4) 奥之院 御廟のある奥之院への杉木立の道の両側には、墓石や慰霊碑が立ち並んでいます。 目につくのが大きな安芸浅野家の墓です。 また浅野内匠頭の墓もあります。正式なお墓は泉岳寺ですから、これは供養のためでしょう。 法然上人の供養塔もあります。宗派が違っても関係ないようです。 また、写真はありませんが、明智光秀や織田信長の供養塔、武田信玄や上杉謙信の供養塔があり、死ねば敵味方もないという日本人の宗教観をあらわしています。モネ夫妻は前日にこの場所に来ています。彼らは日本語も読めず、日本の歴史上の人物もわかりませんが、これだけ多くの墓碑には強い印象を受けたようです。 参道の奥に玉川にかかる小さな御廟橋があります。昔は木の橋だったそうですが、現在は石の橋です。これから先は、聖域で着帽・飲食・写真撮影は禁止です。正面にある建物は、燈籠堂です。 燈籠堂内部には2万個の燈籠が燃えています。正面には、1000年近く燃え続けている二つの”消えずの火”があります。1016年孝女てるが両親供養のため髪を売って献じた「貧女の一灯」もありますが、現在は新しい燈籠は小型50万円、大型100万円だそうです。 燈籠堂の後ろに「弘法大師御廟」があります。(写真なし) 御廟は大師信仰の中心聖地で、弘法大師は、今でもここに参詣するあらゆる人を救いつづけていると信じられています。 帰りも参道をバス停まで歩いて戻りましたが、奥の院から遠い入口付近には、会社や団体の慰霊碑が沢山建てられています。面白かったのは、日本しろあり対策協会の建てた碑で、人間には害虫でも命ある虫・しろありを慰霊しています。 バスで次の目的地、金剛峰寺にむかいました。(続く)皆川 |
Posted by
皆川眞孝
at 09:00