悪徳商法事例集(45)屋根工事トラブル [2013年09月07日(Sat)]
悪徳商法事例集(45)屋根工事トラブル
独立行政法人国民センターから、見守り新鮮情報を受けとりました。今回は屋根工事の契約トラブルです。今回も違法とはいえない事例ですが、「いますぐ工事をしないと大変なことになる」と不安をあおって契約する方法です。業者のいいなりにならずに、契約は慎重におこないましょう。(皆川) 千円のはずが20万円の工事に!? 屋根工事の契約トラブル ______________ 「近所で工事をしているのであいさつに来た」と訪ねてきた男性から、「お宅の屋根の鬼瓦が傾いているのが気になっていた。隣の家に落ちると大変だ。今なら残っている漆くいを使って千円で直してあげる」と言われ、千円ですぐ直してもらえるなら、と修理をお願いした。 作業終了後「瓦が浮いている。このままだと雨漏りするので屋根全体を工事したほうがいい」と言われ、雨漏りしたら大変だと慌ててしまい、約20万円の工事の契約をした。 しかし、冷静になってみると契約を急ぎすぎたような気がする。クーリング・オフしたい。 (60歳代 男性) ============ <ひとこと助言> ☆突然自宅を訪問し、「修理しないと大変なことになる」などと不安をあおり、その場で契約を結ばせる屋根工事に関する相談が後を絶ちません。 ☆事例の他にも、「今なら通常料金の○割引き」などと契約をせかされたり、長時間居座られて勧誘される等のケースもあります。 ☆「瓦が浮いている」などの説明が事実ではない場合もあります。決してその場では契約せず、相手の言うことが事実なのか、必要な工事かどうかなどを、家族や周囲の人に相談しましょう。 ☆工事を頼む際には、複数業者から見積もりを取ることも大切です。 ☆訪問販売の場合、工事が終わっていてもクーリング・オフできる場合があります。困ったときは、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください。 |
Posted by
皆川眞孝
at 09:00