三渓園 [2013年06月13日(Thu)]
三渓園 4月に八王子鑓水にある「絹の道・資料館」をブログで紹介しましたが、先日、「絹の道」の終着地、横浜本牧の三渓園に出かけました。 三渓園にはいらした方も多いと思いますが、東京ドームの4倍の面積の大きな庭園です。この季節、池にはスイレンに続いてハナシヨウブ、7月にハスが花開きます。 ハナショウブ 夜には蛍も飛ぶそうです。 この庭園の他には見られぬ景観は、京都の旧燈明寺三重塔〈室町時代〉をはじめ江戸時代の寺院、書院、民家など歴史的建造物が、10数棟広大な敷地の中に移築されていることです。 鶴翔閣 臨春閣 聴秋閣 この辺りモミジが多く、紅葉の頃は素晴らしい景観と思われます。 旧燈明寺三重塔 白川郷にあった合掌作りの民家 今年は特別イベントとして、建造物10棟が6月16日まで公開されています。 三渓園は、幕末から明治にかけ、横浜で生糸貿易で財をなした原善三郎がこの土地を購入、女婿の原三渓が造園し、住まいとしたものです。 原三渓は美術・芸術にも造詣が深く、三渓記念館には書画が展示されています。 生糸貿易の利益がいかに大きかったが伺えます。 池越しの三重塔の眺め 一方「絹の道」の始点、鑓水のほうは相場の変動に翻弄され没落した商人が多く、今の鑓水は、宅地開発も進まず、静かな里山の景観です。 |
Posted by
菊間敏夫
at 07:00