山種美術館 [2013年01月29日(Tue)]
山種美術館 渋谷にある山種美術館はこじんまりしていますが、日本画の名作を沢山所蔵している素晴らしい美術館です。 1月27日に、山種美術館で「生誕100年、高山辰雄、奥田元宋」の展覧会を見てきました。 地味な色彩と形で人間の内面的な実像を求めた高山画伯、鮮やかな色彩を使って心でとらえた風景を描いた奥田画伯と対照的なお二人ですが1912年6月に時を同じくして生まれ、日本画壇の重鎮となり、高山画伯は95歳、奥田画伯は91歳という長寿を全うしました。 「聖家族V」高山辰雄 「奥入瀬(秋)」 奥田元宋 同じ作者の大作「奥入瀬(春)」が展示されていましたが、私にはこの新緑を描いた絵の方が魅力的でした。 この展覧会では、二人の絵画だけでなく、同時代に活躍した、上村松園、河合玉堂、東山魁夷、橋本明治などの山種美術館が所蔵している絵画を展示してあり、見ごたえがありました。 東山魁夷「年暮る」 残念ながらこの展示は27日で終わりです。2月9日から「琳派から日本画へ」が始まります。 普段はあまり混んでいませんが、この展覧会の最終日だからでしょうか、人が大勢きていました。 山種美術館については、次のホームページをご覧ください。 http://www.yamatane-museum.jp/ (文責:皆川) |
Posted by
皆川眞孝
at 09:00