カナダ旅行記(5) [2012年08月17日(Fri)]
カナダ旅行記(5) (無線LANについて) 今度の旅では3か所に泊まったが、iPadを使うために「無線LAN無料接続」を選ぶ条件とした。最近はどんどん無線LANが普及している。それを使い、インターネットの閲覧やメールの送受信て、夜は退屈しなかった(むしろ時間が足りないくらい)。特に今回は、オリンピックの期間中で、日本選手の活躍をインターネットで知ることができたのは良かった。ただ、それぞれの場所で接続方法が違い、戸惑うこともあった。パソコンやタブレットはいろいろな種類があるので、仕方がないのかも知れない。 5.モレーン湖(モレイン湖) 8月2日(木) 雨の音で目が覚める。なんだ、雨かとがっかり。スーパーで買ってきた食料で、朝食をとっている間に、雨がやみ、晴れ間がでてきた。これなら、大丈夫だろうとモレーン湖とレイク・ルイーズに行くことにする。 どちらの湖も、カナディアン・ロッキーを代表する美しい湖だ。バンフから約60キロ離れている。 バンフからハイウエイに乗って、順調に西に走る。途中、景色のよい場所で一休み。自然の残されたボウ川の向こうに、お城の形に似たキャッスル山(2862m)が見える。 ハイウエイを横切って、時々下の写真のような眼鏡橋がある。これは、野生動物が渡るための歩道橋だ。野生動物が道路に入らないように、ハイウエイの両側には鉄線がずっと張り巡らしてあるが、それでも動物がハイウエイの片側から向こう側にわたることがある。そのための歩道橋だが、カナダの野生動物保護のための熱意を感じる。 ハイウエイをレイクルイーズ・ジャンクションで降りて、山道を15キロ進むと、モレーン湖に到着する。駐車場はすでに車で埋まっていて、やっと空いている場所をみつけた。30年前にもここに来たが、一番の違いが車と観光客の多さだ。30年前は、ひっそりとして、ほとんど人と会わなかった。 ここモレーン湖は、周りをテン・ピークスとよばれる山々に囲まれた氷河湖で、標高1800メートル、氷河から流れた成分で、湖水の色が神秘的な青色(トルコ石色)である。湖の入り口にロッジが一軒あるだけで、あとは自然のままで建物が一切ない。これが、とても良い。 ロッジの外でコーヒーを飲んでいると、足元にリスがちょろちょろと動き回る。 駐車場の車が多いのに、人が比較的少ないのは、ほとんどが、ハイキングに行っているためだ。 私達も、湖岸沿いの散策路を歩く。 途中、湖を一望する場所に登る坂道があるが、熊がでるので4人以上のグループでないと行かれないという標識があった。今の季節は、冬眠に備えた熊が餌を求めて歩き回っているそうだ。 本当に静かだ。耳を澄ますと、高い山からの風の音だけが聞こえる。 「氷河湖の峰の音聴く夏木立」(皆川) 山から崩れた土砂が湖に流れ落ちている。 30年前も同じ道を散策した。 対岸の氷河がきれいだ。 いつまでも、見飽きない風景だが、モレーン湖を後にして、レイク・ルイーズに向かう。 (続く) |
Posted by
皆川眞孝
at 09:00