房総の旅(1)大多喜城 [2015年05月23日(Sat)]
房総の旅(1)―大多喜城 5月12日に、房総半島の中央部にある養老渓谷(夷隅郡大多喜町)へ一泊旅行してきました。房総は、日野からは遠くてなかなか行く機会がなかったのですが、TVで若葉がきれいな場所として紹介され、いってみることにしました。 5月には季節外れな台風が近づいて来ていましたが、宿を予約してあったので、決行しました。 高幡不動から川崎のアクアラインの入り口まで、一般道で行きましたが、信号が多いため平日でも2時間と時間がかかってしまいました。東京湾アクアラインの「海ほたる」で休憩しましたが、風の強さに台風の接近を感じました。木更津側の橋の上の運転では、速度規制の60キロでも車のハンドルを取られるくらいの風力でした。 木更津から2年前に開通した圏央道を走りましたが、車が少なく快適なドライブです。大多喜城を見るためにまず大多喜町まで行きました。ここは、「菜の花電車」として有名になった「いすみ鉄道」が走っています。江戸時代ににぎやかな城下町で、十遍舍一九の「房総道中記」の中で紹介されているとのこと。「房総の小江戸」として町は観光に力をいれています。 資料によると、中世の大多喜は、小田喜(おたき)と呼ばれていたそうです。1590年に徳川家康の重臣・「本多忠勝」(十万石)が城主となり新しく築城し1617年まで本多家が続きます。その後、阿部、青山、稲垣氏と引き継がれ、1703年に松平正久が入城、松平氏が9代続き明治の廃藩置県を迎えました。 昭和50年に本丸跡に鉄筋コンクリートで天守閣が復元され、武具や資料と展示して博物館となっています。 駐車場に車を置いて、天守閣まで歩きます。山ツツジがきれいです。 だんだん天気が悪くなってきたので、夷隅神社だけに寄ることにしました。 夷隅神社は、歴代大多喜城主の崇敬社で、現在の建物は江戸時代末期の町指定文化財です。境内では毎月5と10の付く日に朝市が開催されています。 ここから、車で30分、今日の宿の養老渓谷にある「秘湯の宿・滝見苑」に到着しました. ここは、養老渓谷の温泉街から離れた場所ですが、粟又の滝のすぐ近くです。 風雨がだんだんひどくなってきましたが、鉄筋の宿ですので、あまり気になりませんでした。 温泉にゆっくりつかり、早目に就寝しました。 (続く) |
Posted by
皆川眞孝
at 09:00
一泊でも中身の濃い旅を楽しまれたですね。房総の強風を軽くイナシテ運転され東京湾をショートカットして城址に乗り込まれるとは羨ましい限りです。日本の城は美しい芸術品のように感じられますが、私が日本人だからでしょうか。
皆川さんは大多喜城址で句を詠まれたのでは?