見納め 吉野梅郷2014(1)
[2014年03月27日(Thu)]
見納め 吉野梅郷2014(1) 青梅市や東京新聞の広報によれば、吉野梅郷は4へクタールの広大な梅園にある梅の木を4月の梅まつりを最後に残らず伐採するそうです。 吉野梅郷は1972年の開園ですから今年で42年の星霜を重ね、プロ写真家に言わせれば日本一の美しい梅園と評されるほどになりました。 しかるに梅郷の梅が、2009年世界初の「プラムポックスウイルス」PPVに感染していることが確認され、以後ウイルスの駆除防疫に関係機関が努めたにも拘らず、昨年6月調査の結果、現在残されている1260本余りの梅の木もすべて伐採することに決したのだそうです。 今後果たして梅園の復活は成るのでしょうか。 このような場合、国で定めた基準によれば連続3年<感染なし>と確認されるまでは植樹はできないということです。 青梅市は梅郷の復活を期して植樹などの諸経費に充てる6595万円のお金を用意しているそうですが、この先10年で今まで目にしてきた美しい梅園の姿を取り戻すことができるでしょうか。 これまで主に関東の梅林や梅園の梅を撮ってきましたが、「梅の実」収穫を主眼とした梅と「鑑賞梅」とでは写真の「写り」に大きな差があると思います。 その意味から吉野梅郷がしばらく見られないというのは真に残念です。 今週、急に暖かくなり各地桜の開花が報じられているなか、吉野梅郷の梅を惜しむ人達が見納めのため大勢押し寄せています。 <註> 撮影は梅郷手前の天澤寺境内から北の丘にのぼり梅園全景を撮り、入園して左回りに谷から丘の上の稜線を右回りに歩いて撮りました。 写真は歩みの順に掲載しました。 1 全景 2 全景 3 全景 4 梅見に訪れた要介護老人たち 5 6 7 8 9 4月梅伐採と休園のお知らせ 10 手前ウイルスに侵された梅(鶯宿) 続く 文責 荒川 |
Posted by
wild river
at 09:00
ご多忙中にもかかわらずコメントを有難うございます。
私も存命中は梅郷の梅は見られないだろうと思い、25日午後から行ってみました。凄い人出で駐車場はどこも満車の張り紙、しばらくは見納めということが人出を促したのではと思いました。
梅は予想していたよりは見ごたえがありました。梅は少なくとも今月いっぱいは見頃を保つと思います。