悪徳商法事例集(38)新事業の儲け話 [2013年05月23日(Thu)]
悪徳商法事例集(38) 新事業の儲け話 独立行政法人・国民生活センターから、悪徳商法に関する最新情報を入手しました。 シェールガスは新しいエネルギー源だと聞いたことがありますが、詐欺師はこういう新しい言葉をすぐ利用するのですね。わからないことには手を出さないのが鉄則です。(皆川) 「話題の新事業」のもうけ話?買え買え詐欺に注意! 母宛てにA社から、シェールガスの採掘業者の施設運用権に関する案内書が届いた。その後Bという別の会社から電話があり、「運用権を買いたいが案内書が届いた人しか買えないので名義を貸してほしい。後日謝礼をする」と言われ、母は「謝礼がもらえるなら」と了承した。しかし、後になってB社から「当社が半額負担するので500万円を宅配便でA社に送ってほしい」と言われ、送金したという。その後も数回、名義変更手数料等の名目で請求され、支払っていた。詐欺だと指摘したが、母は謝礼の話を信じている。返金してほしい。(当事者:60歳代 女性) =============== <ひとこと助言> ☆シェールガス、メタンハイドレートなどの新たなエネルギー事業のもうけ話を持ちかけられる「買え買え詐欺」の相談が寄せられています。 ☆「高値で買い取る」「謝礼をする」などと言ってきますが、これまで消費者が利益を得られたケースは一件も確認されていません。 ☆買え買え詐欺業者はニュース等で取り上げられた事業を悪用します。「聞いたことがある」などという理由だけで業者の話をうのみにしないでください。 ☆案内書等が送られてきた後に、別の業者から「名義を貸してほしい」などと電話があっても、「興味ありません」「お断りします」ときっぱり断りましょう。 ☆心配なときは、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください。 |
Posted by
皆川眞孝
at 09:00