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2017年01月11日

「もうこの国にはいられない」からLGBTを考える

NPO大学では、毎月若手NPOの代表をゲストに招き、活動内容についてお話してもらっています。話を聞いた受講生は、各自が「おもしろい!」と思った内容を600文字ほどで記事化します。
今回は、ゲストにNPO法人Rebit代表の薬師実芳さんを招き、「LGBTから考えるダイバーシティ&インクルージョン」と題して講義してもらった内容を、伊藤聖矢さんの視点で振り返ります。



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あなたは、この国に住むことができなくなる日を、想像したことがありますか?考えてみてください。自らの存在が「罪」とされ、世間からは白い目で見られ、生みの親にさえ自分を受け入れてもらえない時を。

2016年5月の時点で、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)が「罪人」とされ、最悪の場合、死刑を執行される国は75カ国に及ぶ。

そうした国で生まれた当事者の中には、「自分らしく生きたい」と願い、祖国を捨て、難民となる人がいる。近年そうした政策を見直す国も増え、世界の約3分の1の国が「LGBT差別禁止法」として当事者を差別することを禁じている。

G7の中でも唯一LGBT差別禁止法のない日本ではどうだろうか。日本国内においては13人に1人がLGBTといわれており、この数字は左利きの人やAB型の人と同じ割合ともいわれている。

それだけの数のLGBTの方々がいながら、無関心に、不用意に傷つけてしまっていないだろうか。これは、LGBTに限った話ではない。思い込みの「当たり前」に縛られて、気づかぬ間に相手を傷つけてしまっていないだろうか?

冒頭の状況を想像したうえで、改めて一人ひとりの「理解」について考えてみる必要があるだろう。私たち誰もが自分らしく生きられる、住みやすい日本で、世界でありたい。


執筆者:稲葉未希(駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部4年)
東京の下町出身、稲葉未希です。現在は駒澤大学4年、学際的な学部のカリキュラムの中で主に国際関係学を勉強しています。先月までNPOのファンドレイジングに携わっていたこともあり、不特定多数の相手に“伝える”ことに興味をもっています。学生最後の一年ということもあり、NPO大学参加を通しさらに関心分野を広げるとともに、今後の自分の未来・世界との関わり方など楽しんで学ばせていただきたいです。宜しくお願い致します!
タグ:LGBT NPO大学
posted by 池田 at 16:59| Comment(0) | TrackBack(0) | LGBT

2017年01月05日

虹色の国日本へ 「あなたのままで生きていける」社会へ

NPO大学では、毎月若手NPOの代表をゲストに招き、活動内容についてお話してもらっています。話を聞いた受講生は、各自が「おもしろい!」と思った内容を600文字ほどで記事化します。
今回は、ゲストにNPO法人Rebit代表の薬師実芳さんを招き、「LGBTから考えるダイバーシティ&インクルージョン」と題して講義してもらった内容を、伊藤聖矢さんの視点で振り返ります。



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LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)については年々メディアを通して理解は深まっていると感じている。しかし、未だに当事者は差別や偏見に苦しみ、生きづらい世の中であることに変わりはないだろう。当事者の生きづらさを助長しているものは何か。

国内のLGBT人口比率は約7.6%だ。13人に1人がLGBTとなる。世界の約1/3の国と地域では、LGBTへの差別禁止法があるが、日本にはまだない。国連からの勧告があるにも関わらず、未だに禁止法を制定していない。さらに、同性婚も認められていなく、性同一性障がい者にとっては、戸籍の変更は可能だが、要件が厳しい。

これらの現実が、当事者の生きづらさを助長しているように感じる。その結果、性同一性障害者の約7割が、二次成長期に自殺願望を抱く。多様な性について、教育現場で学んだと答えた高校生はわずか9%だ。

一人ひとりが身体の性別だけで性別が決まらないということと、人の数だけセクシュアリティがあるということを理解すべきだ。そうした先に、ありのままで生きていける社会が待っていると思う。


執筆者:野口香澄
埼玉県出身。中学2年生の時に「世界がもし100人の村だったら」という本に感銘を受ける。世界のことを多くの人々に伝えたいと思い、教師を目指 すことを辞め、マスコミを目指す。就活でマスコミの倍率の高さと狭き門であることを知 り、挫折。食で飢餓と貧困を撲滅するという経営理念の飲食系の会 社に就職。2年後、JICAか留学かピースボートかで悩み地球一周出来るピースボートに乗る。乗船後、ピースボートのスタッフに成り今に至る。
タグ:NPO LGBT NPO大学
posted by 池田 at 11:14| Comment(0) | TrackBack(0) | LGBT

2016年12月28日

LGBTの子ども7割がいじめに その解決策は

NPO大学では、毎月若手NPOの代表をゲストに招き、活動内容についてお話してもらっています。話を聞いた受講生は、各自が「おもしろい!」と思った内容を600文字ほどで記事化します。
今回は、ゲストにNPO法人Rebit代表の薬師実芳さんを招き、「LGBTから考えるダイバーシティ&インクルージョン」と題して講義してもらった内容を、伊藤聖矢さんの視点で振り返ります。



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日本における性的マイノリティと呼ばれる「LGBT」の方々を取り巻く環境は、NPOや市民団体の活躍で、草の根レベルでは改善されつつあるが、国としての対応は遅れている。特に教育の現場では深刻である。LGBT支援をするNPO法人ReBitによると、LGBTの子どものうち、68%がいじめや暴力を受けたことがあるという。このような原因の背景にはLGBTや多様な性に対する教育機会の不足が原因の1つではないかと考えられている。この問題の解決策を提案する。

ReBitの調査によると、学校教育の中でLGBTや多様な性に関して知る機会があった高校生はわずか9%。このことに危機感を抱いている政府も、1歩ずつではあるが改革を始めている。

2014年6月に文部科学省が「学校における性同一性障害に係る対応に関する状況調査」を発表したのを皮切りに、性的マイノリティの子どもに対する理解を促進させる為に手引書を配布したりしている。

政府による様々な施策がなされているが、自分たちの意識を変えていくことが何よりも重要ではないかと考える。最近では、一橋大学の大学院生がゲイであるとカミングアウトしたことを友人にばらされ自殺してしまった悲惨な事件が起きた。本人との向き合い方を知っていれば防げたのではないかと考える。自分も含めた一人ひとりが、まずは受け止める態勢を学び、実践するべきではないかと考える。


執筆者:齋藤正幹(中央大学総合政策学部3年)
中央大学総合政策学部3年。現在青春基地に事務局マネージャーとして参加しております。現在、ゼミに所属しており、子供の貧困について学んでおります。よろしくお願いいたします。

タグ:LGBT NPO大学
posted by 池田 at 12:03| Comment(0) | TrackBack(0) | LGBT

2016年12月27日

LGBTの理解促進、教育改革から

NPO大学では、毎月若手NPOの代表をゲストに招き、活動内容についてお話してもらっています。話を聞いた受講生は、各自が「おもしろい!」と思った内容を600文字ほどで記事化します。
今回は、ゲストにNPO法人Rebit代表の薬師実芳さんを招き、「LGBTから考えるダイバーシティ&インクルージョン」と題して講義してもらった内容を、伊藤聖矢さんの視点で振り返ります。



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日本のLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)の子どもたちの支援に取り組む特定非営利活動法人ReBitの代表である薬師実芳氏は8月16日、NPO大学で講義を行った。テーマは、LGBTとダイバーシティ&インクルージョン。薬師氏は、LGBTへの理解を進めるために教育から変えていくべきだと主張した。

NPO大学はさまざまな社会問題の現状と取り組み,およびその課題について学び、理解する場である。薬師氏は自身が取り組むLGBTとしての性的少数者の方々が直面する現実的問題とその取り組みに関して受講者に講義を行った。

LGBTとは,レズビアン・ゲイ(同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(からだの性とこころの性が一致しない人)の頭文字をとったものである。

同団体は,@LGBT教育(教育現場での普及啓発)、ALGBT成人式(ロールモデルの可視化のための全国最大級のLGBTの若者向けイベント)、BLGBT就活(LGBTの若者への就活支援)の3つを事業としている。

薬師氏によると、学校教育のなかでLGBTについて知る機会があった高校生は全体の9%に留まるということだ。小学校高学年から高校までの第二次成長期にLGBTの自死念慮の第1ピークを迎える子どもが多いことが喫緊の課題となっている。

薬師氏は、地域によっては性的少数者の支援を進める中心人物がおり、LGBT教育が進んでいるが、全国的に見るとまだほんの一部に過ぎない。10年に一度改定される文部科学省の指導要領の次期改訂には、LGBTについては明記されなかった。

学校現場では、担任や養護教諭がLGBTの子どもたちの相談を受けやすい環境をつくってほしい。ReBitは普及啓発活動を行い、学校教育を通じてLGBTへの理解を進めてもらうべく動いている。


執筆者:伊藤聖矢(獨協大学外国語学部4年)
出身山形県酒田市。地域開発学や貧困や外国人差別、食と農業の社会問題、国際関係学を専攻。アフリカでのボランティアやSETでの東北インターン、青少年教育としてのキャンプや舞台活動など色々なことに挑戦。今年はインドでNGOインターン。バイトで塾講師と居酒屋のホール。いきものがかりが大好き。(可能な限り世界の)子供の貧困の解決と社会問題に取り組む人材の育成が人生の目標です。
タグ:LGBT NPO大学
posted by 池田 at 13:23| Comment(0) | TrackBack(0) | LGBT

2016年12月21日

あなたの「あたりまえ」は正しいですか?〜LGBTに学ぶ多様性の理解〜

NPO大学では、毎月若手NPOの代表をゲストに招き、活動内容についてお話してもらっています。話を聞いた受講生は、各自が「おもしろい!」と思った内容を600文字ほどで記事化します。
今回は、ゲストにNPO法人Rebit代表の薬師実芳さんを招き、「LGBTから考えるダイバーシティ&インクルージョン」と題して講義してもらった内容を、小股裕美さんの視点で振り返ります。



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NPO大学で、NPO法人ReBit代表理事の薬師実芳さんに、「LGBTとダイバーシティ&インクルージョン」についての講義を聞いた。お話を聞くまでLGBTについてなかなかイメージが付かない部分もあったが、薬師さんに表を使った分かりやすい説明をしていただきなるほど!と理解できた。一方で、なぜ今までよく理解できずにいたのか疑問が浮かんだ。

講義中、LGBTの教育が進んでいないという話題から、ふと自分自身が今まで生きてきた中で得た「あたりまえ」がそもそもLGBTの理解を邪魔していたのではないかと感じた。

教育の場に限らず昔の様々な記憶を思い返しても、いわゆるマジョリティである異性愛者が「あたりまえ」として捉えられており、その考えが沁みついていたように思う。

LGBTに限らず、世の中の多くの尺度がまだまだマジョリティの基準となっている。しかし、実際はいろんな個性を持った人がたくさんいる。お互いその多様性を理解しあっていくためには、まずは自分の今持っている「あたりまえ」を見つめ直すことから始める必要があるのではないだろうか。

薬師さんの団体は「LGBTを含めた全ての子どもがありのままでオトナになれる社会を創出する」というビジョンを掲げている。ありのままが「あたりまえ」になる、そんな社会を目指していけたらと思う。

さて、あなたの「あたりまえ」は正しいですか?


執筆者:小股裕美
社会人。大学時代からNPOやソーシャルビジネスに興味がありました。今は福祉関係の仕事に勤めていますが、NPO大学を通して新たな分野について学び視野を広げて、新しいことにも挑戦いきたいと考えています。よろしくお願いします。
タグ:LGBT
posted by 池田 at 12:13| Comment(0) | TrackBack(0) | LGBT

2016年12月20日

知られていない900万人の存在

NPO大学では、毎月若手NPOの代表をゲストに招き、活動内容についてお話してもらっています。話を聞いた受講生は、各自が「おもしろい!」と思った内容を600文字ほどで記事化します。
今回は、ゲストにNPO法人Rebit代表の薬師実芳さんを招き、「LGBTから考えるダイバーシティ&インクルージョン」と題して講義してもらった内容を、佐々木桜さんの視点で振り返ります。



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900万人――この数値を見て何を思い浮かべるだろうか?この数値は国内の左利きの人数であり、そして、国内のLGBTの人数である。

LGBTとはL=レズビアン、G=ゲイ、B=バイセクシュアル(両性愛者)、T=トランスジェンダー(身体の性と心の性が一致しない人)の総称だ。

私は8月16日、NPO大学で、特定非営利活動法人ReBit 代表理事の藥師実芳さんから「LGBTから見るダイバーシティ&インクルージョン」についての講義を受講した。

最近、性同一性障害という言葉をよく耳にするが、それは一部の目立った有名人だけかと考えていたがそれは違った。講義で聞いた900万人という数値は、日本の人口の約13人に1人に当たり、学校の40人クラスで考えると約3人という割合であると知った。

さらにLGBTの人は性が男女に二分化されることが当たり前と捉えられる世の中に苦痛を感じたり、就職や恋愛に関しても世間と大きな壁があることがある。性同一性障害者の約70%が自殺を考えるという深刻な現実があることも知った。

900万人もいるLGBTのうち私たちが知っているのは何人であろうか?この数値は私たちの身の回りにLGBTがいても全くおかしくないことを表している。

私たちは、LGBTの人が身近にいることを知り、LGBTの人が、ありのままでいられるように安心できる態度をとる必要がある。


執筆者:佐々木 桜(大学2年)
現在大学2年生、専門は心理学を学んでいます。ボランティアは大学1年の授業をきっかけで始め、現在東京都にあるa-con(NPOコミュニケーション機構)に所属し、プロボノを課外活動として行ってします。中学、高校は吹奏楽部に所属しトロンボーンをやっていました。よろしくお願いします。
タグ:LGBT NPO大学
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2016年12月13日

「人の数だけ性別がある」企業に求められるダイバーシティとは

NPO大学では、毎月若手NPOの代表をゲストに招き、活動内容についてお話してもらっています。話を聞いた受講生は、各自が「おもしろい!」と思った内容を600文字ほどで記事化します。
今回は、ゲストにNPO法人Rebit代表の薬師実芳さんを招き、「LGBTから考えるダイバーシティ&インクルージョン」と題して講義してもらった内容を、向井里花(福岡教育大学教育学部4年)さんの視点で振り返ります。



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「ダイバーシティ」という言葉が広がりを見せている今、企業は全ての人が働きやすい職場環境の整備やCSRの推進が求められている。

「人の数だけ性別がある」――そう語るのはLGBTの支援活動を行うNPO法人ReBit代表理事の薬師実芳さん。LGBTから考えるダイバーシティを考えていく。

同法人は、LGBT に関する情報発信やLGBT当事者の就職支援などを行っている。薬師さんは、セクシュアリティは4つの要素から成り立っていると説明する。体の性、心の性、好きになる性、そして服装などの表現する性だ。性別は男女の2つではないのだ。人の数だけ性別がある。そのため、LGBTのマークには、しばしば6色の虹が用いられている。

政府は、女性管理職の数値目標を設定し、その割合を上げることを目的とした取り組みを強化している。しかしその数字を達成すること以上に、まずは目の前の一人ひとりの個性に目を向ける必要があるのではないだろうか。

LGBTは13人に1人の割合でいるといわれている。職場で同僚にカミングアウトしているLGBTの割合は約4.8%。これは、300人規模の会社でLGBTが約23人いて、そのうちカミングアウトをしているのはたった1人ということになる。

性別や障害の有無など、人の数だけある「違い」を理由に働きづらいと感じる人の割合を、どう減らしていくか。まずは、共に働く仲間と話すこと、そして一人ひとりの違いを認め合うことから始まるのではないだろうか。


執筆者:向井里花(福岡教育大学教育学部4年)
広島出身の、カープ女子。趣味は野球観戦、日本酒、フラダンス。夢は自家製チーズ屋さんを営むこと。福岡教育大学では家庭科を専門的に学び、現在は消費者教育分野の研究室に所属。売る人も買う人も幸せになる「エシカル消費」の浸透を目指し、企業側からのアプローチや、情報提供方法について研究中。
タグ:LGBT
posted by 池田 at 16:27| Comment(0) | TrackBack(0) | LGBT

2016年12月12日

市場規模約5.9兆円 LGBTの可能性

NPO大学では、毎月若手NPOの代表をゲストに招き、活動内容についてお話してもらっています。話を聞いた受講生は、各自が「おもしろい!」と思った内容を600文字ほどで記事化します。
今回は、ゲストにNPO法人Rebit代表の薬師実芳さんを招き、「LGBTから考えるダイバーシティ&インクルージョン」と題して講義してもらった内容を、岡野俊甫(早稲田大学人間科学部2年)の視点で振り返ります。



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日本財団CANPANプロジェクトとオルタナSは第2回NPO大学を開き、ゲスト講師にNPO法人ReBit代表理事の薬師実芳さんを招いた。講義のテーマは「LGBTから考えるダイバーシティ&インクルージョン」。薬師さんが LGBT当事者としての経験や、LGBTの課題や解決策、さらには5.9兆円とされるLGBTマーケットの持つ可能性について語った。

世界各国の企業が LGBT市場を対象としたマーケティングを取り入れ始めている。例えば、アメリカン航空では、LGBTマーケティングチームを設立。その後5年間で、LGBTからの売り上げが2000万ドルから1億9350万ドルに増加した。

日本では、国内のLGBT市場の規模は約5.9兆円と言われている。これはアルコール市場とほぼ同規模。国内のLGBTの人口比率は約7.6%、約13人に1人はLGBTである。

しかし、日本では他の先進国と比べ、LGBTへの理解が進んでいなく、このマーケットを生かしきれていない。まずは、LGBTを含めてダイバーシティを理解することが必要だ。

薬師さんはLGBTを理解するための解決策としてこう説明した。「カテゴライズされた違いが多様性ということではなく、一人ひとりの考え方や価値観が違うことを理解してほしい」。

「LGBTを切り口に、みんなが違うことそして、見えない違いに気づくことで、誰もがありのままで過ごせる社会を考えるきっかけにしてほしい」と力を込めた。


執筆者:岡野俊甫(早稲田大学人間科学部2年)
はじめまして、早稲田大学人間科学部2年の岡野俊甫です。生まれは東京ですが、幼稚園から大学までずっと埼玉育ちです。大学では学園祭実行委員会に所属しています。学習環境デザインに興味をもっており、最近はワークショップの勉強に力を入れています。NPO大学を自分の考え方を捉え直したりするきっかけにしたいと考えています。よろしくお願いします。
タグ:LGBT
posted by 池田 at 16:49| Comment(0) | TrackBack(0) | LGBT

2016年12月07日

LGBT就活生が直面する3つの課題

NPO大学では、毎月若手NPOの代表をゲストに招き、活動内容についてお話してもらっています。話を聞いた受講生は、各自が「おもしろい!」と思った内容を600文字ほどで記事化します。
今回は、ゲストにNPO法人Rebit代表の薬師実芳さんを招き、「LGBTから考えるダイバーシティ&インクルージョン」と題して講義してもらった内容を、倉島賢一さん(東洋大学経済学部4年)の視点で振り返ります。



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LGBTの方たち向けの、就職活動支援があるのをご存じだろうか。一見、LGBTであるがゆえに就職活動に支障をきたすということはない気がしてしまう。採用を行う企業側からすれば、面接時に自らカミングアウトをしない限り、その人の「性」を採用の基準にすることはなく、LGBTの就活生を苦しめていることにならないからだ。が、現実にそのサービスはある。LGBT就活生が直面している3つの課題を紹介していこう。

日本のLGBT問題に取り組む特定非営利活動法人ReBitの代表である藥師実芳氏は、今の就職活動には、LGBTに対する配慮が不十分な点がいくつも存在すると指摘する。

例えば下記の3点だ。
・勤務中はスーツを着なければいけないせいで、「心の性」は女性であるのにも関わらず、外見は常に男性でいなくてはいけない。
・福利厚生に同性のパートナーが家族として含まれないことで不安を抱えたまま働かなければならない。
・LGBTはアイデンティティだからこそ、これまでやこれからの人生に関わるが、面接でそのことを口にした途端拒まれてしまう。

など様々だ。

そんなLGBT就活生の抱える困難について知ってもらうべく、ReBitでは企業へLGBT研修を行い、多様な「性」への理解を促している。こうした動きが今後も広がっていくことで、多様性に富んだ日本社会が少しずつ実現されていくだろう。


執筆者:倉島賢一(東洋大学経済学部4年)
初めまして、倉島賢一です。大学2年生の夏にフィリピンのセブ島を訪問し、そこで直面した貧困問題に大きな衝撃を受け、国際協力系のNGOでのインターンやボランティア活動に参画するようになりました。途上国での問題に取り組むに連れ、日本の抱える社会課題にも関心を持つきっかけができ、現在は子ども関係のNPOでインターン活動をしています。普段大学では学べない、より幅広い知識を身に付けたいと思い、こちらのNPO大学に参加させていただいております!どうぞよろしくお願いします。


タグ:就職活動 LGBT
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2016年12月02日

リオ五輪でLGBT選手が過去最多だった理由

NPO大学では、毎月若手NPOの代表をゲストに招き、活動内容についてお話してもらっています。話を聞いた受講生は、各自が「おもしろい!」と思った内容を600文字ほどで記事化します。
今回は、ゲストにNPO法人Rebit代表の薬師実芳さんを招き、「LGBTから考えるダイバーシティ&インクルージョン」と題して講義してもらった内容を、渡邊伶さん(早稲田大学教育学部4年)の視点で振り返ります。



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日本が五輪史上最多となる41個のメダルを獲得して沸いたリオ五輪では、50人以上のLGBT選手が出場した。実はこの人数も、2008年の北京五輪(10人)、2012年のロンドン五輪(23人)を上回り、五輪史上最多だ。なぜ、LGBT選手が過去最多だったのか、その理由を考察した。

国際オリンピック委員会によると、リオ五輪に出場した選手数は、10,500人。世界のLGBTの割合が、約7%なので、単純に計算しても、700人はいてもおかしくない。そのように考えると、この約50人という数字は決して多くはないことになる。

自ら表明していないLGBTの選手がまだいることも十分に考えられるが、過去の大会と比較すると、大幅に人数は増えた。今大会は多様性をテーマの一つに掲げており、それを象徴する結果になった。

2012年のロンドン五輪で英国女子ホッケーチームは銅メダルを獲得した。そのときのチームメイトだった、ケイト・リチャードソンウォルシュ選手(36)とヘレン・リチャードソンウォルシュ(34)選手は、2013年に結婚した。同性カップルが、そろって五輪に出場するのは、初の出来事だった。

国際オリンピック委員会(IOC)がLGBT及び多様性に重きを置いている背景には、2014年のソチで開かれた冬季五輪での「反省」があるからだろう。

ロシアでは2013年6月に、反同性愛法が成立した。未成年者への同性愛プロパガンダを禁止する法律である。法律成立以降、ロシア各地では外国人旅行者も含めLGBT当事者への暴行が横行した。

この法律への抗議の声は国際社会から多く出た。米国のオバマ大統領、フランスのオランド大統領、ドイツのガウク大統領など欧米首脳がソチ冬季五輪の出席を見送り、世界的アーティストや俳優なども異議を唱えた。

この過去の教訓を生かし、IOCとしては、多様性を掲げ、LGBTに重きを置いたのだと考えられる。

2020年開催の東京五輪でも、「多様性」をコンセプトに掲げている。五輪は世界中から注目が集まる絶好の機会だ。日本では、同性婚はまだなく、LGBTに関する教育も十分に行われていない。本当に多様性を象徴する大会にすることができるのか。勝負の見せ所である。


執筆者:渡邊伶(早稲田大学教育学部4年)
専攻は教育社会学で、教育と社会階層に関して勉強しています。特に、「子どもの貧困」の問題や、「キャリア教育」に関心があり、NPO法人Learning for Allの非常勤職員、一般社団法人Foraという団体の理事を務めています。Learning for Allでは、学習支援を全国に広めるべく、団体のノウハウを自治体に届ける仕事をしており、Foraでは、高校生に学校現場で、進路に関するワークショップを行っています。一年間、よろしくお願いします!
タグ:LGBT
posted by 池田 at 13:59| Comment(0) | TrackBack(0) | LGBT