CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

宮崎のNPOの魂を伝えるブログ

宮崎のNPO支援サイト
「街が元気だネット!」のレポーターSが
思わず感動してしまった話


<< 2017年01月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
坂本郁代
宮崎でフードビジネス・コーディネーターセミナー  (02/08) 長友宮子
公務員としての原点 (08/11) ままのて
コミュニティーサロン ままのて (01/23) 吉沢アキラ@能力開発
車いすのアナウンサー (06/05) ビジネスと心理の★吉田ケイ
ひむか感動体験ワールド (06/01) 宮崎がん患者共同勉強会スタッフ
「とるぞ!! 認定NPO法人」 (03/18) 宮崎がん患者共同勉強会スタッフ
「とるぞ!! 認定NPO法人」 (03/18) でちぃ〜ん
進化したポメラ (02/15) でちぃ〜ん
ポメラの文書が消える理由 (02/14) でちぃ〜ん
ポメラの故障? (02/14)
最新トラックバック
宮崎県障がい者差別解消シンポジウム 報告 [2017年01月07日(Sat)]
 障害者差別解消法が、地域で機能するかが気になるので、
ブログの【目次】を作りました。

 昨年7月に、宮崎市で開催されたシンポジウムの報告を
掲載します。

 基調講演の講師は、1年前のブログで、発言を掲載した方
でした。

差別解消法が地域で実効性を発揮できるよう「条例を学ぼう」

基調講演
「障がいのある人もない人も共に暮らしやすい
 社会づくりのために
     〜熊本地震被災地から見えてきたこと〜」

   東 俊裕氏(熊本学園大学社会福祉学部教授、弁護士、
   元内閣府障害者制度改革担当室長) ※車いす利用者

・2009年から2014年3月まで、内閣府で、制度改革を担当。
 2011年3月11日の朝の閣議で、閣議決定した。
 午後、東北大震災が起こった。

・熊本地震で、障がい者が、どんな状況に置かれたか。
 4つの類型がある。
 @施設に入院・入所している人(必要な対応があった。)
 ・益城病院(精神科)は、病院相互の協力により、全員転院。

 ➁通所・通院している人(行き場がなかった。)
 ・夜間の発生で、施設が使用不能となり、避難所等として
  利用できなかった。

 B在宅福祉を受けている人(避難所が利用できなかった。)

 C福祉サービスを受けていない人
  (行政が把握できなかった。)

・熊本市は、いまだに、どこが福祉避難所か公開していない。
  震災直後、一番近い一次避難所を、障がい者は利用でき
 かった。
  発達障害の子を持つ親は、子がパニックを起こすので、
  避難所を利用できなかった。
  子が列に並べなくて、説明しても、親の分しか水がもらえ
なかった例もある。

・視覚障がい者は、暗くて、夜、避難所のトイレに行けなかった。
   
・障がい者は、黄色い紙が貼られた公民館や壊れた家で生活していた。

・避難所に入れない障がい者には、支援物資も、情報も、
  何も届かなかった。

・被災地障害者センターくまもとを立ち上げ、チラシを4千枚
配付した。全国から福祉経験のあるボランティアを募り、
 100名が集まった。
  アパートに取り残された精神障がい者からSOSがあった。

・6月になって依頼が少なくなり、熊本市に安否確認を交渉した。 
福祉サービスを受けている9千人の安否確認をしたが、
 半分は会えなかった。
対象としたのは、65歳未満で重度の人だけだった。

・手帳を持っている人全員にチラシを送付するよう熊本市に
  交渉し、月から、毎日2千枚づつ送付された。
 多い日は、電話が30本入った。

・重度でない人も、支援を求めていた。SOSが発信できない
でいた。福祉サービスを受けていない9千人にも支援が
必要だが、届いてなかった。

・仮設住宅は、1割スロープが標準だが、トイレの幅が
車いすより小さい。風呂には段差がある。
優先入居されても、障がい特性に配慮されていない。

・平成28年4月に障害者差別解消法が施行されたが、
避難所には合理的配慮がなく、障がい者は利用できなかった。

・避難所の人が減り、障がい者だけ残ったら、さすがに
  配慮されるようになったが、今度は、仮設住宅に入れなかった。
交渉の結果、県は、今後、障がいに配慮した
  仮設受託を作る方針を示した。

・熊本地震は、火災も少なかったし、津波もなかった。
  津波がきたら、住む所がなくなる。
  具体的な訓練をしなければ、想定しなかったことになる。
  シュミレーションをして、対策を講じなければ、
大変なことになる。行政が機能しなくなる。

・指定された避難所以外は、何もこなかった。
  想定して、訓練して、必要なことを行政に伝えて、合理的
配慮は災害時だけのことではないが、災害時に、一番
 こわれてしまう。       

〇パネルディスカッション
 「障がい者差別解消のために取り組むべきことは
             〜合理的配慮って何だろう?〜」

【永山昌彦氏
 (NPO法人障害者自立応援センターYAH!DOみやざき 理事長)】
・2009年4月に条例をつくる世話人会を発足して活動を始めた。

・2012年4月に「つくる会」(矢野代表)を設立したが、宮崎は
  時期尚早と 言われた。条例での横出しは難しいと言われた。

 ・去年の6月、身体障害の全国大会が宮崎で開かれた時、知事が、
  条例をつくろうと言った。要望書で14項目を出して、いくつかは
  取り上げてもらった。

 ・条例ができて、これからが大事。8月28日に若草通りでイベント
  をやる。

【豊丸佳郎氏 宮崎交通 運転保安課 主席部員】
 ・バリアフリー対応車両を導入し、130台が走っている。
  以前は、ホームページに運行情報を掲載していたが、今は、
  前日までの電話連絡で該当する路線に配車している。

 ・24年11月から、月1回、障がいの体験型研修を実施。

 ・外国人用の指さし会話集も障がい者用に使える。

【コーディネーター 東俊裕氏】
 ・鉄道路線が限られる地方の障がい者にとってバス利用は重要。
 
【田畑寿明氏 宮崎県障害児・者そうだんサポートセンターはまゆう】
 ※配付資料をスライドで映しながら説明。
 ・「合理的配慮」と「意思決定支援」の両方が必要。

 ・障害者権利条約は、憲法と一般法の間に位置し、実体法の改善・
  修正を求めた。(障害福祉の北極星)

【南孝徳氏 京都府障害者支援課長】
 ・法施行の1年前に条例を施行した。

 ・2011年に不利益な取り扱い調査を実施。400人から500の事例を集めた。
  条例をつくる検討会は、1年半で13回開いた。

 ・昨年度、60件の相談があった。

【永山】車いす用のスペースが列車にあっても、ネットでは予約できない。
  電話連絡で、90分かかった。

 ・スーパーで、届かないところは声をかけてと言われるだけで、随分違う。

 ・県内でエレベーターがあるのは6駅(延岡、日向、宮崎、南宮崎、
  宮崎空港、都城)宮崎神宮駅と川南駅は、跨線橋がなくて、
  線路を横断してホームに上がれる。

【宮交】お客様相談室に寄せられた声に対応している。
  歩道に乗車口を近づけるようにして停車している。

【はまゆう】合理的配慮は、自分が声をあげないとわからない。
  日本理化学工業は、7割以上が知的障がい者。一人一人に合わせた支援が
  自立につながっている。意思決定支援を周囲が尊重できる環境がある。

【永山】障害者平等研修(DET)があり、ワークショップ形式で当事者が講師を
  務めるが、県内にはファシリテーターの研修を受けている人がいない。

【宮交】ソフト面の取り組みもある。お客様とのコミュニケーションに簡単な
  手話を使ったり、視覚障害者のためのアナウンスをするなど、お客様との
  意思疎通を図りたい。

【はまゆう】現時点では啓発と障がい者に対する理解が必要。
  合理的配慮をわかりやすく言えば、「障がいのある人への当然の配慮」。

【京都府】地域相談員のほか、県の担当課に広域専門相談員が常駐している。
  ・4者で構成する調整委員会もあるが、昨年度の63件の相談は、全て
   広域相談員が仲裁している。
・病院予約は、電話だけでなく、FAXでもよくなった。
・合理的配慮は、事案ごとの対応となる。当事者と事業者のコミュニ
   ケーションが基本となる。
  ・これから、相談や合理的配慮の事例が蓄積されてくる。
  ・多くの方に条例を知ってもらうのが大事。

【東コーディネーター】合理的配慮は、共生社会を実現するためのルール。
  ・互いに話し合って解決の仕組みをつくり、直接の関係を求める。
 ・合理的配慮を求めるアクションが必要。
  ・人権は、立ち上がらない限り、自分のものにならない。
  ・困っている原因を、思い切って相手に話すのが大事。
  ・合理的配慮は、障がい者だけが恩恵を受けるものではない。
   障がい者1千万人の旅行に配慮され、家族4人で旅行すれば、4千万人
の需要が生まれる。
  ・イギリスでは、障がい者は、合理的配慮を受けていない人、障がいが
ない人は、既に合理的配慮を受けている人と言われる。
  ・要支援の高齢者や障がい者は、肩身の狭い思いをする必要はない。
    合理的配慮は、どうしたら障がい者からお金がもらえるかという話。
    利害対立ではなく、同じ目的の話にしていきましょうという問題だ。
| 次へ
プロフィール

せとぽんさんの画像
リンク集&私の訪問先
月別アーカイブ