刺股で園児は守れない 全員避難できた訓練を参考に
[2017年04月08日(Sat)]

4月7日の西日本新聞の記事には、気になる見出しや
記載がいくつかありました。
〇こども園襲撃1週間(西日本新聞)
一番、残念なのは、警察官が、刺股の使い方を教えている
写真です。認定こども園の事件があった近くの保育園で実施
されたようです。
軽くて扱いやすくなった刺股ですが、相手につかまれて、
引き寄せられたら、その人が刺されてしまいます。
やるべきことは、子ども全員が避難できたことを評価し、
役に立つ訓練を実施することです。
宮崎県では、11年前から「安全で安心なまちづくり」
アドバイザー派遣事業を実施しています。
保育園や小学校などでのアドバイザー派遣事業の様子は、
ニュースレターWEB版に掲載され、県のホームページで
バックナンバーが見れます。
〇県民会議ニュースレター(宮崎県ホームページ)
18年10月発行のニュースレターは、私が取材を担当しま
した。折りたたみ椅子で刺されないように身を守る写真も掲載
されています。
カメラのシャッターを切る前に、避難完了した様子もレポート
しました。こんな避難訓練こそ、参考にしてほしいと思います。
私は、今年度で、県庁を退職します。前例を作っても踏襲され
ないことが多く、寂しい思いをしていますが、このニュース
レターは、11年前のVOL1から掲載され、アドバイザー派遣
事業のレポートは、毎年度掲載されています。
少しは自慢してもいいかなと思います。