「イスラム国」日本が選択すべきもの
[2015年02月15日(Sun)]
2月15日の西日本新聞の「提論 明日へ」は、
姜尚中さんの「イスラム国」です。
☆西日本新聞 「提論 明日へ」
力によるイスラム国の消滅は可能だろうか。
結論から言えば、それは不可能だ。模造である
彼らに対する恐怖は、テロとそれに対する報復、
そしてテロの連鎖を通じて限りなく増殖し続ける
からだ。
姜氏は、イスラム国を、米国をはじめとする西側
諸国の暴力的な部分の模造と言います。
高校の世界史の時間に、第2次世界大戦で、ユダヤ人
にイスラエル国家の建設を約束し、イスラムの領土を
奪ったから、イスラム問題が起きたという話を聞きました。
(教科書に載っていない話だと思います。)
では、何が日本の選択であるべきか。
ペシャワール会がアフガニスタンで実施してきたような、
生命と大地と水を主題にした大規模な人道・復興支援を
政府が率先することである。
日本の立ち位置をそこに定めてイスラム国に向き合う
しか道はないと確認すべきだ。
それは日本が、イラク戦争の失敗に学ばず、さらに力に
よる殲滅へ前のめりになる米国と、ハッキリ異なる姿勢
を取ることを意味する。
「日本が選択すべきもの」は、NGOが実践し続けている
ことだと、私も思います。
姜尚中さんの「イスラム国」です。
☆西日本新聞 「提論 明日へ」
力によるイスラム国の消滅は可能だろうか。
結論から言えば、それは不可能だ。模造である
彼らに対する恐怖は、テロとそれに対する報復、
そしてテロの連鎖を通じて限りなく増殖し続ける
からだ。
姜氏は、イスラム国を、米国をはじめとする西側
諸国の暴力的な部分の模造と言います。
高校の世界史の時間に、第2次世界大戦で、ユダヤ人
にイスラエル国家の建設を約束し、イスラムの領土を
奪ったから、イスラム問題が起きたという話を聞きました。
(教科書に載っていない話だと思います。)
では、何が日本の選択であるべきか。
ペシャワール会がアフガニスタンで実施してきたような、
生命と大地と水を主題にした大規模な人道・復興支援を
政府が率先することである。
日本の立ち位置をそこに定めてイスラム国に向き合う
しか道はないと確認すべきだ。
それは日本が、イラク戦争の失敗に学ばず、さらに力に
よる殲滅へ前のめりになる米国と、ハッキリ異なる姿勢
を取ることを意味する。
「日本が選択すべきもの」は、NGOが実践し続けている
ことだと、私も思います。