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「多度で自然を語ろうシンポジューム」報告A [2014年12月05日(Fri)]
国の天然記念物「多度の自生地」保全活動
 「多度で自然を語ろう」シンポジュームの報告

すでにみなさま、報告書をご覧になっていらっしゃるかと思いますが、
その中から、午後の「講演会とワークショップ」の様子を少し、
ご紹介いたします。

13:30〜 伊藤三洋理事長の挨拶と趣旨説明で始まりました。

13:40 基調講演 金城学院大学 森勇一先生のお話の内容です。
    「多度のイヌナシ自生地の地形と地質
         ー国指定天然記念物イヌナシをめぐる科学」
    1.多度イヌナシ自生地の生きものたち
    2.東海地方特有の湿地、特有の生物
3.湿地を科学するー愛知県八竜湿地を例に
    4. イヌナシ自生地の環境を調べて
5. 東海丘陵要素植物を育んだ、300〜250万年前の土石流堆積物

14:30 活動紹介 子どもアイデア楽工 山上敏樹校長 のお話は
    1. プロフィール 
      ソウゾウリョク豊かに育つ秘訣とは?
    2. 子どものために(子ども研究)
      イマの子どもの問題点や現状の課題は?
    3. 子ども研究実践の場
      子どもアイデア楽工の考え方
    4. エデュテインメントキッズプログラム
      食育やモノづくりなど2つのソウゾウリョクを育むカリ
      キュラムの考え方

15:00〜「多度で自然を語ろうシンポジウム」グループ討議 
 四日市大学 新田義孝先生
「いろんな種類の生き物たちが必要なわけ」の話題提供の後
15:10〜
 討論「みんなで語ろうイヌナシと多度の自然」を
    6〜8名×9テーブルにて開催
    簡単な自己紹介をしながら、新田先生が提供した話題
   『多度のイヌナシの自生地を守ることは、なぜ大切なのか』
    について討議し「イヌナシと自然環境、自然と人間の関係」
    をまとめて発表する。

  各テーブルにてまとめ、報告された趣旨は次の通りです。

《1グループ》
 ・イヌナシの自生地を守ることは、人間の周りにある環境を
  まもること
 ・何かがいなくなることで、生態系のバランスが崩れて、
  結局は人間が困ることになる
 ・人間の営みが環境を変化させてしまったことで、イヌナシ
  の自生が困難になっているのであれば、人間がなんとかし
  なければいけない

《2グループ》
 ・自生地を守ることがイヌナシを守ることにつながる
 ・生えているイヌナシのすべてが順調に成長するわけではなく、
  枯れてしまうものも少なくない。イヌナシを守っていくためには、
  大きな木を選んで残していくことが必要

《3グループ》
 ・昔は人が常に山に入り、里山を活用してきたことで、意識せずに
  イヌナシを保護してきた。しかし、ライフスタイルが変化して
  人が里山に入らなくなったので、意図的にイヌナシを守らなくて
  はいけなくなった。
 ・「イヌナシを守る」という一つのテーマを共有することで、見ず
   知らずの人が一致団結して保全に取り組んだり、環境について
   共に考えたりすることがこの活動のよいところ。環境教育にお
   いても、人と人のつながりは最も大切な部分である。

《4グループ》
 ・日本でも珍しい植物であるイヌナシを守るということでたいへん
  やりがいがある。成果を出すことは大切だが、多くの人がこの活
  動をきっかけに自然について考え、生き方に反映していくことに
  意義があるのではないか。

《5グループ》
 ・土や水がたいへんきれいであるからイヌナシが育っている。イヌ
  ナシはそこが美しい環境であるという指標であり、守っていかな
  くてはいけない。

《6グループ》
 ・実生がたくさん生えているがそれが全て成長するわけではないの
  で、代表木を選んでそれを育てていきたい。
 ・自生地全体を考えると、ただイヌナシだけを守ればいいのか?
  下草をすべて刈り取ってしまうことは果たして生態系を守るとい
  う点においてはどうなのか?という疑問が浮かんだ。これからは
  刈り取る場所を一部にするなどして、生態系がどのようになって
  いくか観察していくことも必要かもしれない。
 ・これからも楽しく活動をつづけたい。

《7グループ》
 ・イヌナシ保全の4つの大切なこと
  @教育的側面(イヌナシが身近にあることによって子ともたちの
         環境に対する意識がかわる)
  A学術的に貴重(300万年以上も前のことを知る手掛かりになる)
  B自然の保護(失われていく生物多様性の一端でも守れるのでは
         ないか)
  C保全活動を通じて人とのつながりができる
  このことからイヌナシは『地域の宝』である。

《8グループ》
 ・絶滅危惧種を守ることは、日本の環境を守ることにつながる。
 ・一つの生物守ることで、生態系を保全する。

《9グループ》
 ・昔は自然には神様がいて畏怖の念を抱いていたが、今は自然を
  人の力で抑え込もうとしている。一度、自然と向き合ってみる
  ことが必要。開発についても考えるべき。自然の中で人間は生
  かされている。
 ・保全活動をせずにほっておくと、シイやナラの林にもどってしま
  う。人間が手を加えて守っていくことは意味があると思うが、そ
  れが正しいことなのかどうかは100年後、200年後の人たちが
  判断してくれればいい。

 総括として、多度自然育成の会理事長 伊藤三洋 が、以下のよう
にまとめました。
 
 「イヌナシ保全とはいったい何だろう。何をしたらいいのだろう」
 ということを自問自答しながら活動をしてきた。今日はその疑問を
 みなさんに投げかけ、話し合ってもらった。答えや成果はすぐには
 出ないが、これからも専門家の意見を聞き、試行錯誤しながら、人
 のつながりを大切にして頑張っていきたい。
  
                            以上












 

      

Posted by SANNYOU at 16:25 | この記事のURL | コメント(0)
「多度で自然を語ろうシンポジューム」 報告@ [2014年10月10日(Fri)]
9月20日(土)「多度で自然を語ろうシンポジューム」を開催しました。
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三重県内外から参加された方々は総勢73名。
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午前中はイヌナシ自生地の保全活動に汗を流しました。
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皆さんによる草刈り作業の様子。
太陽の光を浴びて、イヌナシの実生は、より光合成を促進できます。
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午後からは、旧多度西小学校舎の「子ども楽工」に場所を替え、
ワークショップを行い、「イヌナシ自生地の保全」や「自然保護」
のあり方について意見交換をしました。

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Posted by SANNYOU at 18:28 | この記事のURL | コメント(0)
明日開催!9月20日「多度で自然を語ろうシンポジューム」のご案内 [2014年09月19日(Fri)]
いよいよ明日「多度で自然を語ろうシンポジューム」開催です。
当日参加も歓迎です。どうぞお出かけ下さい。

9月20日(土)の時程は
  9時   ホタルの里  集合(開始挨拶)
       自生地に移動して保全活動 (葛山、川添、向井先生指導)
  
  11時  下山 各自昼食

  (12時30分)シンポ会場 各係集合、全体打合せ

  13時     受付開始   バックグランド映像放映
  13時30分 開会あいさつ 伊藤三洋
          進行係 石神
  
  13時40分 基調講演 金城学院大学 森 勇一 先生 
         「多度のイヌナシ自生地の地形と地質」

  14時30分 活動紹介 子どもアイディア楽工 山上敏樹 校長

  14時40分〜14時50分(休憩) 
      
  14時50分 話題提供 四日市大学 新田義孝 先生
 
  15時    討論:「みんなで語ろうイヌナシと多度の自然」
          テーブル長のリードで、記録係、発表係を決めてから
          (1)自己紹介と参加した思いを順次、1分で話す
          (2)「イヌナシと自然環境、自然と人間の関係」を発表できるように、話を進める
   (15時30分) (3)課題を各テーブルでまとめる
  (   40分)(4)課題のまとめを各テーブルから発表する
  (   50分)(5)総括と閉会のあいさつ
  
  16時     閉会
             (後始末 参加者全員で)
Posted by SANNYOU at 19:08 | この記事のURL | コメント(0)
9月20日「多度で自然を語ろうシンポジューム」のご案内 [2014年08月19日(Tue)]
みなさま、お元気でお過ごしでしょうか?
暑い夏まっさかりですが、少しづつ、秋は近づいてきていますね。
9月20日(土)「多度で自然を語ろうシンポジューム」のご案内です!

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Posted by SANNYOU at 18:27 | この記事のURL | コメント(0)
7月6日県道草刈・清掃活動を行いました  [2014年07月23日(Wed)]
 7月6日、梅雨の合間をぬって、草刈・ゴミひろいなどの清掃活動を行いました。
多度総合支所前の県道を、東は大桑国道香取交差点から、西は多度幼稚園を超え猪飼に下って、広範囲に渡って、歩道法面の草刈とゴミひろいを行いました。

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みなさま、お疲れ様でした!









Posted by SANNYOU at 11:40 | この記事のURL | コメント(0)
5月6日清掃活動を行いました [2014年07月23日(Wed)]
多度祭の翌日の5月6日、周辺のゴミ清掃活動を行いました。

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Posted by SANNYOU at 11:25 | この記事のURL | コメント(0)
4月12日イヌナシの花見会と保全作業 [2014年05月14日(Wed)]
4月12日(土)イヌナシの花見会と保全作業を行いました。

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伊藤三洋代表のあいさつ

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地権者の加納昭夫さんのお話です

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多度のイヌナシ自生地保護活動委員 葛山博次氏の
説明を聞く参加者のみなさん
   

イヌナシの花
イヌナシの花

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参加者の皆さんで記念写真!

Posted by SANNYOU at 22:12 | この記事のURL | コメント(0)
平成26年度の活動計画です [2014年05月08日(Thu)]
平成26年度のイヌナシ保全と環境啓発・交流事業関連の活動予定です

4月12日  イヌナシの花見会と保全作業(多度のイヌナシ自生地)
4月20日 「多度の自然を歩く」(多度山麓一帯)
9月20日 「多度で自然を語ろう」シンポジウム(多度町内)
 同 日   イヌナシの保全作業(多度のイヌナシ自生地)
11月1日  イヌナシの保全作業(多度のイヌナシ自生地)  
Posted by SANNYOU at 10:07 | この記事のURL | コメント(0)
平成26年度通常総会を開きました [2014年05月07日(Wed)]
平成25年度の活動報告

4月14日   環境学習「多度の自然を歩く」(多度山麓一帯)
4月20日   イヌナシの花見会と自生地保全
                  (多度のイヌナシ自生地)
5月 6日   ゴミ拾い(多度神社周辺と県道)
6月30日   歩道の除草と道路横のゴミ拾い(258号線西県道)
7月18日   歩道法面の草刈(多度総合支所前の県道)
9月21日   イヌナシ自生地保全(多度のイヌナシ自生地)
10月19日  歩道の除草と道路横のゴミ拾い(258号線西県道)
11月 4日  歩道法面の草刈(多度総合支所前の県道)
11月16日  イヌナシ自生地の天然記念物緊急調査及び保全活動
                   (多度のイヌナシ自生地)
12月 9日  歩道の除草と道路横のゴミ拾い(258号線西県道)

4月1日〜H26年1月31日 イヌナシマップ作成   
           くわしん福祉文化協力基金の助成を受けて、
            多度町内 のイヌナシ紹介パンフレットを作成。
           学校、役所、観光協会、駅、多度神社周辺の店
           に配置する。

H26年1月17日 「多度のイヌナシ環境保全」について取材を受ける
           ぽろん3月号巻頭特集に掲載される

学校開校日      こども110番パトロール
           (多度地区小中学校通学地域)

年間9回       環境ボランティア団体との交流
           美し国・桑名市民活動交流会・そういんエコリーグ・
           多度町勤労者会等
              
Posted by SANNYOU at 19:48 | この記事のURL | コメント(0)
獣害対策 [2012年01月22日(Sun)]
おしらせ
イヌナシ自生地に影響の恐れ
読売新聞、伊勢新聞、テレビニュースなどでも報道されました。
多度山麓で獣害対策のためのフェンス設置目的で、森林伐採と作業路敷設を多度町総合支所が事前申請をせず、始めました。
桑名市教育委員会文化課が国の天然記念物、県立自然公園、保安林等の文化財保護の立場から問い合わせしたところ、知事の認可の認識が薄いまま、自治会が国と市から約2,000万円の補助を受け、幅6m、2.3Kmの道路が出来ていました。
イヌナシ保全の特別区域の関係地は約30mですが、自生地の上50mのところに雨水が集まり、それが流れ込むことにより、これまでの生態系に影響する懸念があります。
桑名市役所内で協議の結果、植栽と道路の埋め戻し、今後の作業の凍結などの確認がされたようです。
Posted by SANNYOU at 15:25 | この記事のURL | コメント(0)