
<2022年1月「読書会」のご案内>
● 日時:1月31日(月)19時30分〜(2時間程度)
● 書籍:斎藤幸平 著『人新世の「資本論」』(集英社新書 1,122円)
● 開催方法:ズーム開催を予定
関係各位
1月読書会世話人の谷内です。
今回は、昨年の「新書大賞2021」第1位!大賞受賞作となった本書を取り上げます。
新しい資本主義という言葉も政府から聞こえてくる一方で、これまでの資本主義とは何だったのか。著者は、人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代に、気候変動問題を放置すれば、この社会は野蛮状態に陥ると警告を発し、それを阻止するためには資本主義の際限なき利潤追求を止めなければならない、とします。資本主義を捨てた文明とは可能なのか。市民活動や協同組合運動はそのオルタナティブを追求してきたはずですが、果たしてどのような結実を見るのか。コロナ時代の未来予測もしながら、そのヒントを探ります。
参加申し込みは、mail.npa2002@gmail.com というメルアドにご連絡をください。後日、ZoomのURLをお送りいたします。
<2022年2月「読書会」のご案内(予告編)>
● 日時:2月26日(土)13時30分〜(2時間程度)
● 書籍:内田 樹 著『日本辺境論』(新潮新書 740円)
● 開催方法:ズーム開催を予定
関係各位
2月読書会世話人の田中逸郎です。
今回は、フランンス現代思想をはじめ、各種文化論で縦横無尽に活躍している内田樹の著作(新書版)を取り上げます。
彼の著作はみなさんもたくさんお読みだと思います。哲学・言語論を根底に据えた『寝ながら学べる構造主義』『私家版・ユダヤ文化論』『レヴィナスと愛の現象学』などの硬派?のものから、「街場」を冠に着けた柔らかな読み物や対談、映画論まで、魅力あふれる著作の数々は再販を重ねています。きっと彼のぶれない本質が琴線に触れるのでしょう。ただし、彼は「隠れた本質などはない」という思想的立ち位置ですが(笑、だからすごい)。
今回の『日本辺境論』は、本格的な文明論と言語学(硬派)と、日の丸から武士道、マンガまで(雑学・雑談)がうまく融合した、しかし「目からうろこ」の名著です。
参加申し込みは、これまで通り mail.npa2002@gmail.com というメルアドにご連絡をいただくことになると思いますが、まずはNPO政策研究所のHP(「お知らせ」「読書会ご案内」)にアップしていく予定です(谷内さん担当の1月読書会のご案内も含め)。
みなさん、日程の確保をお願いしますね。
<4月の読書会(予告編)>
日時は未定、対面での開催を視野に検討中です。
世話人:埜下 昌宏(NPO政策研究所 理事/宝塚市立中央公民館 館長)
本:松下啓一著『社会教育の終焉』
旧版(筑摩書房、1986年)、新版(公人の友社、2003年)どちらも可