
当面はZoomを用いたオンラインで実施するため、参加無料です。今後、世話人の判断で、どこか会場を借りて対面で行う場合には、参加費を徴収する場合があります。
A方式は、対話形式で進めるので、本を読んでこなくても参加が可能。
B方式は、一般の読書会スタイルなので、ざっと目を通してきてください。
当面の日程と取り上げる本、世話人は以下の通りです。どうぞご予定ください。
時間は1時間半から2時間を予定しています。
A方式@
10月25日(月)20:00〜 世話人:谷内博史
安斎 勇樹・ 塩瀬 隆之 著『問いのデザイン 創造的対話のファシリテーション』学芸出版社(2020年)2700円+税
B方式@
11月23日(火祝)10:00〜 世話人:相川康子
ミヒャエル・エンデ作、大島かおり訳『モモ』
岩波少年文庫127(2005年)880円+税
A方式A
12月27日(月)午後 世話人:谷内博史
時間や書籍は未定
Aコースはいきなりそれなりに値のはる単行本となりましたが、内容に関しては、担当者が「これを一緒に読んで語り合いたい」と熱い思いを持って選んだものです。
参加ご希望の方は、あらかじめ(ほぼ前日まで/突然思い立つ場合は直前も可)メールか電話でご連絡下さい。申し込んでいただいた方にZoomのURLとパスコードをお知らせします。
申し込み
メールアドレス:mail.npa2002あっとgmail.com(あっとを@に直して送信ください)
TEL・FAX:06-6809-3125
A方式では、会員以外の人はPeatix(外部サイト)でチケット(無料)を購入して下さい。
Peatix申し込み方法
■Aコース@の趣旨
10月25日(月) 20:00〜21:30
安斎 勇樹・ 塩瀬 隆之 著「問いのデザイン:創造的対話のファシリテーション」(学芸出版社、2700円)
全部で6章ありますが、第1章から第4章までを読書会では扱います。
●呼びかけ人:谷内博史
●定員 NPA会員:若干名 ゲスト一般:若干名
(最低、3人集まれば開催いたします。最大10名程度を想定しています)
●趣旨(お誘い)
組織の中での会議や、地域での問題解決に向けて、市町の計画づくりなどの場面で、ワークショップの手法を取り入れた参加型の合意形成が進められていますが、昨今のようなコロナ禍では、実際に大勢の人々が集まって行うワークショップそのものが三密を生み出すとのことで忌避され、その代替手段として、参加者にアンケートで意見を募ればよいのではないか、とか、オンラインで開催すればよいのでは、などと言われています。
しかし、単なる個別意見を募集するアンケートでは対話は生まれづらく、オンラインでは大人数が大勢で一度に話すことが難しく、ファシリテーターを立てて話し合いをしていかないと合意の収拾がつかなくなってしまいます。
ここは基本に立ち返り、どんな問いを立てることで、集団として答えや合意を探求していくことが求められるのかを「問いのデザイン」という考え方から探ります。
問いのデザインから導かれるワークショップにかわる代替手段があるとしたら、それはどのようなものなのか、そこではどんなことを大事にしていく必要があるのか。そんなことを参加者の皆さんと対話していきたいと考えています。
このオンライン読書会は、アクティブ・ブック・ダイアローグという対話の手法でこの本の内容を共有し、参加者どうしの考え方や学びを深めていきます。
【ABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ)とは?】
アクティブ・ブック・ダイアローグ

※ABDについてこちら
●参加にあたってのご注意
・当日までに本をお手元にご用意ください。(読了している必要はありません)
・最大参加人数は10名です。(先着順です)
・イベント前日( 10/24(日))までにお申込みください。
・PCでの参加を推奨しております(必須ではありません)
・本イベントの様子は写真や映像で記録させて頂きます。写真記録はブログなどでイベントレポートとして掲載する場合があります。目的外使用は致しません。
・NPA会員は 「参加する」とのお返事をいただければOKです。
・一般ゲスト参加者は、Peatix(外部サイト)にてチケット(無料)を事前にご購入いただく必要がございます。
・回線・機器の状況によっては通信が不安定になったり、それを原因とした映像等の不具合が発生する可能性がございます。その場合においても参加保証などはご対応いたしかねますことを予めご了承ください。(主催者の回線不具合がひどい場合には、参加申込のあった方限定でアーカイブ動画を後日配信させていただきます)
・本イベントにご参加いただいた方は、特定非営利活動法人NPO政策研究所からのイベントニュースを配信させていただきます。
■Bコース@の趣旨
11月23日(火・祝) 10:00〜12:00
ミヒャエル・エンデ作・絵、大島かおり訳『モモ』岩波少年文庫127(2005)880円+税
●世話人:相川康子
●定員 NPA会員:若干名(会員の方が知人をお誘いになるのは歓迎します)
(最低、3人集まれば開催。最大20人程度を想定しています)
●若干の解説とお誘い
『モモ』は、ドイツの児童文学作家ミヒャエル・エンデが1973年に発表、日本では1976年に翻訳が出版され、累計発行部数が341万部を超える人気作品です。1986年には映画化もされました。
時間貯蓄銀行の「灰色の男たち」によって盗まれた(それによって心の余裕を失った)町の人たちのために、身寄りがない、けれどとても聞き上手なモモという女の子が「時間の国」に行き、時間を取り戻す―というお話です。「灰色の男たち」が何を指すのか、モモにはどんな力が備わっているのか、時間の本質とは何か―など深く考えされられます。昨年8月には、NHK Eテレの<100分de名著>が、この作品を取り上げていました。
作者のエンデは、環境主義の「緑の党」や地域通貨の研究者らに大きな影響を与えたといわれています。
参考(今回の読書会のために読んでいただく必要はありませんがご興味があれば)
〇河邑厚徳+グループ現代『エンデの遺言〜根源からお金を問うこと』講談社+α文庫(2011)935円
読み手によって、さまざまな受け取り方ができるファンタジー小説です。私も大学時代にエンデの本を何冊か(『はてしない物語』や『サーカス物語』など)読みましたが、中年になって余裕を失っている今、私自身が「灰色の男たち」に毒されていないかの自戒を込めて、あらためて『モモ』に向き合いたい、と思いました。皆さんと、感想を語り合うのを楽しみにしています。