組織体質を大幅改善!成果面、人的面でもパフォーマンスの高い組織のつくり方、教えます。 [2015年07月10日(Fri)]
組織体質を大幅改善!成果面、人的面でもパフォーマンスの高い組織のつくり方、教えます。
寄稿 / ボランティアライター 鮎川 想 NPOサポートセンターのボランティアライター 鮎川さんが「NPOの組織デザインとマネジメント」第1回講座に参加し、イベントレポートを書いてくれたので、寄稿記事としてアップします。 先日、NPOサポートセンター主催「NPOアカデミー 〜プロフェッショナル・スタッフのためのSummerセミナー〜」が提供する講座の1つ、組織の成果を高めるための「NPOの組織デザインとマネジメント」という全3回講座のうちの第1回目が開催されました。 講師はNPO法人CRファクトリー 代表理事でいらっしゃる呉 哲煥(ご てつあき)先生です。 第1回目のテーマは「組織論基礎」ということで多様な人材を活かす組織図のつくり方について学びました。私も参加してきたので皆様にお伝えしていこうと思います。 全体としては以下の内容で進行していきました。 1.組織設計の基礎知識・組織づくりの難しさの共有ワークショップ 2.組織設計のポイント 3.組織図作成に挑戦 特徴として、ワークショップが多く、皆さんが団体ごとで抱える悩みや課題を共有して有意義な時間を過ごされている様子に見えました。またNPOに勤めて3ヶ月の方から常勤で何年も続けていらっしゃる方まで年齢層も幅広かったです。では、早速内容を振り返ります。 |
組織設計の基礎知識・組織づくりの難しさの共有ワークショップ ここでは、まず【組織形態の種類】について学びました。 業務の内容別に部門の配置される職能性組織、製品や地域ごとで部門が設置される事業部性組織があることを教わりました。皆様の団体はどちらにあてはまりますか。 ![]() ![]() 組織としては結果を出すための規律がしっかりしており、メンバーの動機付けがなされていて満足度も高いところを目指すこと、『非営利組織論』を参考に非営利組織の定義を確認したあとで、非営利組織における人材の特徴も学びました。 組織としては結果を出すための規律がしっかりしており、メンバーの動機付けがなされていて満足度も高いところを目指すこと、『非営利組織論』を参考に非営利組織の定義を確認したあとで、非営利組織における人材の特徴も学びました。 ![]() ■ 強制力が働かない(お金でつながっていない) ■ 優先順位が人による(仕事や学業に左右) ■ 人材の流動性が高い(興味が失せたり嫌になったりしたらすぐやめられる) ■ スタッフが提供できる時間が少ない(業務設計が難しい、細分化して皆で) 組織設計のポイント 先ほどの項の最後にワークショップをして、組織図づくり(組織設計・業務設計)の難しさがどのようなところにあるのか共有を行いました。その悩みごとの解決案がここで提示されました 主体性が引き出せない →明確な役割設定・権限委譲をしてあげる 責任意識を強化させすぎて孤独感・孤立感を味わう人がいる →マネージャー設置(成果ではなく心をケア)・チーム感醸成 ![]() ![]() 宙に浮いた仕事は誰が?/メンバーが多様すぎる 呉先生はこの二つのお悩みへの解決案に換えて、組織図の設計上のポイントと運用上のポイントを挙げていました。 ![]() ![]() 以上のポイントを押さえた上で皆さんが組織図を試しに描いていました。なかなか難しく頭を抱えていた方もいました。 呉さんは、「リーダーは組織図とずっとにらめっこすること大事だ。常に人材をどう活かすかを考え、組織図を修正していく。それの繰り返しで組織は強くなっていきます。」と講義を締めていました。組織図をうまく描くことはそんなに容易いことではないようです。 しかしながら、この講義(あと二回もある)を皆さんが受講することで、所属されている団体、チーム環境が改善されるのではないでしょうか。しっかりとした組織図上で人が動ければ問題も減ってくるはずです。 この講義、次回はインナーコミュニケーションの活性化について行います。 どう組織内の人と人の関係性やコミュニティを豊かにしていくかが紹介されます。 なお7/13(月)19:00-21:30にかけて行われます。 詳しくはこちらのNPOアカデミー特設サイトをチェックしてみてください。 NPOアカデミー特設サイトはこちらから↓
http://www.npo-sc.org/npoacademy/kouza_syousai410.html
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