マーケティング高度化への挑戦をITで支援する。――NPO アカデミー講師:小関貴志さんインタビュー [2015年07月07日(Tue)]
マーケティング高度化への挑戦をITで支援する。――NPO アカデミー講師:小関貴志さんインタビュー
聞き手 / NPOサポートセンター 笠原 孝弘 アメリカ最大のマーケティングプラットフォームを展開する、マルケト(Marketo)。小関 貴志さんは、マルケトで日々仕事をされながら、IT、マーケティングの知見を活かし、NPO、NGOのファンドレイジングを支援しています。 今回の講師インタビューでは、マーケティングオートメーション、CRMといったITをフル活用する事例。NPOが"お客様"、"支援者"、"寄付者"と継続的に、1対1で対話をして関係性を深め、共感を得ることで実現出来る世界をテーマを紹介いただきます。 |
Q1:なぜITツールがNPOに必要なのですか。 「高度なNPOのマーケティングをITで楽に、効果的に。」 今回の講座は、ITツールをうまく活用した「攻めのマーケティング」がテーマです。 すでに皆様が実施しているマーケティングを、さらに楽に、効果的に、しかも効率的な実施方法を解説します。 そもそも。NPOのマーケティングは高度なものだと思っています。企業だとROI(投資対効果)があって、製品の良さをうたっていけば売れていく。NPOの場合は共感です。共感を売るのは、実は企業より高度なマーケティングです。 だからこそ、NPOの人たちにうまくITツールを活用してもらいたいと思っています。 Q2:普段のお仕事と、NPOとの関わりを教えてください。 「ファンドレイジングをIT化するお手伝いをしています。」 2つやっていることがあります。株式会社マルケトでパートナーとの協業推進を担当しています。もうひとつ、NPO法人ENPOWERの共同代表をしています。ファンドレイジングの部分をITで支援するNPOです。もっとやりたいことに、活動に注力してもらうため、マーケティングの部分をサポートしています。 Q3:ITツールを活用すると、NPOはどんなことができますか? 「国内外のNPOのマーケティング最新事例を紹介します。」 例えばセールスフォースを使って、寄付者、支援者管理をするNPOは増えていると思います。さらに、寄付者、支援してくれる候補者を、見つけてくる作業も重要です。ITツールを活用したマーケティングは、ここも実現できるようになってきています。 今回の講座では、最新のITツールを使えば、どんなアプローチができるのか。どんな世界があるのかを、民間企業、NPO、NGOの最新事例をご紹介いたします。 Q4:IT化が進められていないNPOこそおススメの講座ですね。 「寄付者、支援者との付き合い方が変わる時代が来ています。」 寄付者、支援者との付き合い方が、これから変わっていくイメージをお持ちいただけます。団体のアプローチを変えたいと思う、きっかけにもなると思います。 NPO、NGOのファンドレイジングに関与する方にお勧めの講座です。もちろんファンドレイジングは、寄付獲得以外の業務連携も必要だと思います。全てのNPOの皆様のご参加を、お待ちしております。 ![]() 1994年 大学卒業後、NEC、デル株式会社などで勤務。2014年4月にNPO法人ENPOWERを設立。NPO/NGOのマーケティング及び営業強化支援を通じて、自らパラレルキャリアを実践中。現在、企業•NPO/NGOの成長に最も大きく貢献できるITの分野は、マーケティングオートメーションの領域にあると感じ、(株)セールスフォース・ドットコムを退職し、2014年6月より(株)マルケトにて勤務。 参加者募集中。日進月歩の最新ITツールを活用!
「攻めのNPOマーケティングの始め方」。 2015年7月18日(土)昼、7月23日(木)夜 開講です。 (コース紹介WEBサイト⇒) http://www.npo-sc.org/npoacademy/kouza_syousai406.html
【NPOSC主催or開催の講座・講演会の最新記事】
|