本年度のPanasonic NPOサポート 課題解決プロジェクト2010
「成果報告会」では、プログラム参加の6団体が5月から半年間で
実施した現状分析から始まる課題の抽出、目標設定、施策と
その評価を発表しました。

報告会には、NPO関係者、一般の方や企業の方を含め、NPOの
マーケティング導入事例にご関心のある約130名の来場者の
方々にお集まりいただきました。


第1部　基調講演

2部で構成された本報告会では、まずは第1部マーケティング研修の
講師、長浜さんからの基調講演。NPOにおけるマーケティングの
必要性や、施策の策定から実行まで、本プログラム実施の流れなどの
説明がありました。

NPOに必要なのは“伝える力”と“説得する力”を身につける事、
そこで重要になるのが、マーケティングなのだという事です。

また、昨年のプログラムに参加した『フレンドシップキャンプ』の
井出さん、根木さんによる、マーケティング導入結果報告と
この１年の成果を振り返りました。


第2部　発表団体・内容

（１）難民支援協会　http://www.refugee.or.jp/
『支援者参加メニューの多様化
〜さらなる寄付獲得を目指して〜』

（２）シャンティ国際ボランティア会　http://www.sva.or.jp/
『「なかまをふやそう」　20代女性へのアプローチ大作戦』

（３）エイズ孤児支援NGO・PLAS　http://www.plas-aids.org/
『マンスリーサポーターの充実とプロモーション強化
〜個人寄付の拡大〜』

（４）藤沢市市民活動推進連絡会　http://npocafe.f-npon.jp/
『中間支援組織における 事業化支援フレームワークの確立』

（５）CFF　http://www.cffjapan.org/
『CFFマレーシア「子どもの家」プロジェクト
〜CFFマレーシア応援団をつくろう！ 』

（６）夢職人　http://yumeshokunin.org/
『新規顧客（会員）獲得』

プログラム参加の6団体事例報告として、マーケティングプランの
策定に至るまでの課題分析、ターゲット設定等のプロセスに加え、
実施したプランの効果測定について、各団体半年間の成果を発表。


※詳しい内容はwebによる各種情報発信をまとめた以下の内容を
ご覧ください。（一部【報告会当日限定】のコンテンツもございます。）

Twitter→#pnpo2010（ハッシュタグ）
Togetter→http://togetter.com/li/69151（twitterの実況中継まとめ）
Ustream→http://goo.gl/wQFGJ（ライブ中継：当日限定）
slideshare→http://www.slideshare.net/nposc（プレゼン資料公開：当日限定）
DropMocks→http://www.dropmocks.com/mImTD（写真）


総評

最後に、パナソニック株式会社社会文化グループの金村さん
からプログラムへの総評。プログラム開始時は、現状認識や
解決のアイデアを聞いて不安がありましたが、今回の報告会を通じ、
NPOのマーケティング、キャパシティビルディングの有効性を
確認することができました。

また、マーケティングは課題解決の有効なツールであり、小手先の
強化ではなく、ミッションの共有・明確化など、もっと大きな意義が
あるのではないでしょうか。これは、参加6団体がプログラムを通して
特に実感した事でしょう。

そして、「成果報告会は終了しましたが、“一瞬たりとも”気を抜かず、
引き続き取り組んでいただきたい」という、厳しくも温かいメッセージが
参加6団体、会場に贈られ、「Panasonic NPOサポート 課題解決
プロジェクト2010」は幕を閉じました。



報告団体の皆様、関係者の皆様、お疲れ様でした。
皆様の躍進を心から祈り、共に変革を起していきましょう！
ここからが自律した課題解決の始まりです！！

参考：パナソニック企業市民活動ブログ