写真家ソールライターをご存知ですか? [2020年07月05日(Sun)]
こんにちは、オッジーです。 私の大好きな写真家ソール・ライターをご紹介します。 写真集「ソール・ライターのすべて」 40年間も写真に興味がありながら、 私自身ソールライターを知ったのはここ数年です。 実は、2017年日本で初めての回顧展が、渋谷「BUNKAMURAザミュージアム」 で開催されるに及んで、日本でもやっと認知度が上がった写真家です、 1950年代から写真活動を始めながら、母国アメリカでも 「再評価」という言葉がよくつかわれるように、 最近になって注目を浴びている写真家です。 私がソールライターを好きな理由は、 何気ないニューヨークの日常の景色を撮りながら、 その写真がとても大胆でおしゃれに捉えられていることです。 ”雨粒に包まれた窓の方が、私にとっては有名人の写真より面白い。“ 作品に添えられているライター自身のコメントも 含蓄があり、「視点」としてとても参考になります。 ライターの写真は時に、大胆に中心やピントを外します。 写っていない部分や、ピントの合っていない部分の方が 重要だ・・・と言わんばかりに。 ”写真はしばしば重要な瞬間を切り取るものと扱われたりするが、 本当は終わることのない世界の小さな断片と思い出なのだ。” 画面の中心を外し、主題のピントを外すことで 写真に「余韻」が生まれていると思います。 ニューヨークで撮ったからおしゃれになっているのではなく 視点や感性がおしゃれなのですね。 スナップ写真は、つくづく視点なのだな、と思います。 自分の街でも、こんな写真を撮りたいと 自分の視点を磨いていきたいと思います。 多くの書店で目にする写真集です。 書店に行かれたら、探してみてください。 |
Posted by
PCC
at 22:37