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ニチロー写真部2022_12月 東京の夜は別の顔の巻 [2023年01月14日(Sat)]
2022年12月
クリスマスムードあふれた、暮れも押し迫る頃。

ワタクシたちニチロー写真部は、東京駅周辺で暮れゆく街の景色を堪能してまいりました。

おなじみの丸の内口のドームに15時30分集合
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夕暮れから夜の撮影にしては、集合時間が15時30分って早くない?まだまだ明るいんじゃない?と、思いますか?
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はい!おっしゃる通り、まだまだかなり明るい時間帯でゴザイマス。

夜景を撮るのって、暗くなってから始めれば良いのではなく、まだ明るい時間から始める事が大事。暗い時間から始めると、そこに何が存在するのかがわかりません。それが素敵なモノだったり、危険な場所なことだってあるのです。だから、明るいうちに撮影地の状況を確認して、刻一刻と変わりゆく光の状況をとらえるのですね♪。

さて、今回のテーマは『光を理解する』です。

撮影するときって、常に光を意識していますか?まぁ、写真はフォトっていうくらいですから、そもそも光が無いと撮れないです。意識しようがしまいが、そこには光があるのですが(^^;

少なくとも、光の明暗・強弱・方向・種類・色。これだけは意識しましょう!

そして忘れてはならないこと。光の状況って、目で見たとおりには写らない時が有るのです。それはなぜか?人の目は環境に馴染むので、実際の光の色や明るさが感じにくくなるからです。それを知っているのと知らないのとでは、夕刻から夜の撮影に差が出るかも知れません。


さて、撮りましょう。

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徐々に暗くなって行くので、その変化を敏感に感じ取れるか否かが作品にも影響します。

こちらは、ギリシャ神殿のようで滝みたいに流れ落ちるのが特徴
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正面からは撮らないのですよ、この時間帯は。

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その理由は、この光を撮りたいから。

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次から次へと、噴水が上がる場所が変わるので、とても忙しいですよ(^^;

はい、次はあちらです!

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もちろん「光の色」を撮るのですから、ホワイトバランス命!!日中とは全く異なる光なので、その場所の光の色と、仕上げたい色によって、設定するホワイトバランスは変わります。巷でよく聞く「蛍光灯」や「電球」等々、決めてかからないことが重要。

繰り返しになりますが「どんな色に仕上げたい」と思っていることに対して「撮りたい対象がどんな光の色」なのか?それによって設定すべきホワイトバランスは絶対に変わるので、ただ単に「電球にすると青くなる」とは覚えない方が良き♪でゴザイマス。

これ、極めて重要なホワイトバランス設定の要。

語りだすと終わらないホワイトバランスの話は、このあたりで強制終了(^^;して、撮ります、撮ります!

写真撮影で大事な事、それは露出。絞りとシャッタースピードの組み合わせで決まります。後から変えられるのは「写真の明るさ」です。露出そのものは、後から変えられないのです。本当はね。デジタルになってから、露出の概念って随分変わったなーと感じます。

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リフレクションは、低い位置から撮ると良き♪です。

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それでは、こちらの和田倉噴水公園を後にして、次の撮影ポイントへ。

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ここは東京駅が美しく見える場所。光の道が、駅舎へと続いて行くような印象。

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そして、イメージを具体化するには、セオリーに固執することなく撮ることも大事。

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駅舎の屋根まで入れている写真と、入れていない写真。2枚を比べて印象はどうですか?


夜の撮影で意識することは、日中とは見えるものが違うと言うこと。それは当たり前の話なのですが、意識して探さないと見落としがち。だからこそ、明るいうちから現地を観察して、暗くなったらどうなるか?例えば、そこにある街灯がベンチを照らすとどうなるだろう?って、想像力も必要なのです。

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日中なら、ただ通り過ぎるだけの場所でも、、

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夜の光を纏うとこうなります。もちろん、低ーーい位置から撮っているからこそのリフレクション。

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別の角度からだと、こうですよ

このリフレクションの正体が、ベンチとは思えないですよね(^^♪


それでは皆様、大変お待たせいたしました。参加者様の作品ギャラリーです。

福室様の作品です
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石川様の作品です。
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それでは、いよいよ今回最後の撮影地へ
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そろそろ、身体が芯まで冷えてまいりましたので、今宵はこのあたりでお開きでゴザイマス。

そして、次回はもっと寒いですよー。東京湾の空中散歩へ行ってまいります。


ニチローこと西田がお届けいたしました。

Posted by PCC at 11:30
この記事のURL
https://blog.canpan.info/npopcc/archive/976