こんにちは。オッジーです。
同じ県内に住む母に会いに、緊急事態宣言下ですが
出かけてきました。
母が「借りてたカメラ、返すね」と、
オリンパスOM-1を引っ張り出してきました。
私が高校生の時、父に半額出してもらい、
初めて自分のカメラとして使い始めたカメラです。外観は黒ずんで埃だらけでしたが、油落としの洗剤と無水エタノールを綿棒に含ませ
根気よく繰り返し清掃したら、元の輝きに戻りました。
なぜ実家に貸したままにしたか、経緯はすっかり忘れていますが
少なくとも20年以上は使われていない雰囲気でした。
チェックすると、シャッターも露出計も問題なく動作しています。
このころの機械式カメラは、本当に丈夫にできています。
白黒フィルムを装填し、近所を散歩がてら試し撮りしてみました。
その後、久しぶりに自分で現像。
ところが現像液の温度設定を間違えて、濃度が充分に出ずに
現像失敗。薄ーい濃度のネガが出来上がってしまいました。
でもそんな失敗のおかげで、全体的にアンダーな露出の中から
光の部分のみが浮き上がってくる
陰影の深い趣のある写真が出来上がるという結果になりました。フィルム写真は、こんな失敗もかえって楽しみです。
自宅玄関。置きっぱなしのオーナメント。ちょっと手ぶれしてますね。
オリンパスOM-1 G-Zuiko 28o/F3.5 ACROS100U
近所の納屋の耕運機。夕方の撮影。日の当たっていた部分のみが浮き上がり
影の部分がつぶれていますが、かえってインパクトのある写真になりました。
Zuikoレンズのコントラストの強さが良く出ている写真です。
オリンパスOM-1 G-Zuiko 28o/F3.5 ACROS100U
近くの公園で撮影。木漏れ日に映えるもみじの葉。
現像失敗で暗い部分がつぶれ、もみじが浮き上がり、趣のある写真になりました。
オリンパスOM-1 G-Zuiko 50o/F1.4 ACROS100U
駅付近の屋内駐輪場。日曜日なので駐輪している自転車が少ない。
全体的にアンダーな調子が閑散な雰囲気を引き立たせてくれました。
オリンパスOM-1 G-Zuiko 28o/F3.5 ACROS100U
自転車屋さんのショーウィンドウ。古いレンズなので絞り開放で撮ると柔らかい雰囲気になります。
昔のレンズの方が個性があったように思います。
オリンパスOM-1 G-Zuiko 50o/1.4 ACROS100U
※現像はすべて富士スーパープロドール。18℃(本来なら20℃) 5分半現像