ミッチー写真部「近江名刹の春を求めて」 [2024年05月01日(Wed)]
ミッチー写真部の中川倫子です。皆様こんにちは。 早いもので桜の季節も終わり新緑が色の濃さを増してきました。 ミッチー写真部の3月は滋賀県の三井寺にて桜咲く春の風景を撮影する回でしたが、今年は格別に桜の開花が遅くて教室を延期せざるを得ませんでした。 4月3日に延期して実施した撮影会の桜の開花状況は7分くらいでしたが、それでも十分に見ごたえあるものでした。 琵琶湖疏水の桜。奥の山が三井寺の境内に咲いている桜です。 手前に停泊している船は疎水のトンネルを潜って京都府の山科へ抜ける船です。結構な値段だとか聞きますがそれでも乗船する方はそこそこおられます。 疎水の上に掛かる橋。当日は雨でしたので傘が良いアクセントになってくれました。 望遠で撮影してるので桜が圧縮されて満開以上のイメージになりました。 三井寺の境内では雨の日の雰囲気を生かした撮影を心がけました。 こちらは同じ境内にある三重塔を向かいの小高い場所から撮影したものです。三井寺の境内はとても広いので三重塔が別のお寺のものの様に感じます。 山に雨の日特有のもやがかかりしっとりとした美しい光景でした。 仏様の座像です。雨のお蔭で白く飛ぶことなく良いデティールで撮影できました。 手前の鉢の中には沢山の念珠が入っていました。お願い事が込められているようです。 お茶屋さんの板の間に散った花びら。微かな水たまりには上方に咲いている桜の枝が映り込んでいます。こういった風情が撮影出来るのも雨の日ならではです。 雫の沢山付いた桜。明暗半々の背景を見て頂くと、暗い背景には雨が写っていると思います。「雨を撮りたい」というご参加の方の希望がありました。雨の線はシャッタースピードで変わってきます。この写真は1/160です。もう少し遅いシャッタースピード(1/120〜1/80)で撮影すると雨の線は長くなります。背景は暗い場所を選びましょう。 三井寺では観月舞台を改修し床にステンレスのような金属を貼って桜の花が映り込むような仕掛けを作りました。写真は昼間の景色ですがライトアップの時間になると桜が強調されて素晴らしい景色が見られるそうです。いわゆる「映えスポット」ですね。 こちらの予約は開始と同時に売り切れとなる人気ぶりでしたので、絶対に撮影出来ないだろうと思っておりました。 ご参加の方々が「今日は平日だし雨だしキャンセルが出ているかもしれませんよ。」「聞いてみて申し込みましょう。」とおっしゃったのでダメ元で聞いてみると空いている時間があるとの事。予定にはありませんでしたが折角なので上がってみようという事になりました。 私も初めての体験でした。 経験させていただきありがとうございます。 雨の日は出かけるのが億劫になりがちです。足元も悪いしカメラや服が濡れるし活発に動けないし。でも思い切って出かけてみて下さい。いつも以上に素敵な風景に出会える事もありますよ ![]() ミッチー写真部の2023年度は次回が最終回です。5月から2024年度が開始となります。 より一層楽しめる写真部を目指して頑張りますので宜しくお願い致します。 |
Posted by
PCC
at 10:03