• もっと見る
« 2011年08月 | Main | 2011年10月»
最新記事
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
タグクラウド
南馬込六丁目区民農園オープンデー「秋・冬野菜の育て方講座」 [2011年09月02日(Fri)]
8月28日(日)馬込区民センターで開催されました。講師は会員で、農園で野菜作りの相談員もしている渡邊昭さん。「初心者にお薦めの秋野菜の作付けと手入れ」として、オリジナルの野菜カレンダーを基にお話をして頂きました。
主な内容は
・土作りの基本は、石灰で消毒、1週置いて堆肥、1週置いて種まき。
・人参、大根は間引きし、移植はだめ。(根が割れ二股大根ができる為)
・好光性と嫌光性の植物がある。人参、春菊など好光性は土を薄くかけ、渇きやすいので水をまめにかけるなど、性質により土や水のやり方が違う。
・防虫ネットで小さいうちから予防が大事。
・不織布は乾燥を防ぐ。直接上から水をかける。
・初心者は虫などの害が少ない、栽培期間の短い作物を選んだ方が育てやすい。
・秋収穫のじゃがいもは「デジマ」が美味しい。八百屋さんの芋でなく、消毒済みの種芋を使う。芽を同数になるよう縦に切り、断面に灰をつけ消毒して使う。
・イチゴはランナーの反対側に実が垂れ下がってできる。10センチ棚の上に植えると地面に直接当たらずきれいに出来る。
・お薦めの薬剤として、自然派志向のもの。予防、即効性のものがある。などなど。



初めて聞く私にとって、なるほどと、ただただ感心するばかりのお話。
渡邊さんは、楽しそうにていねいにお話され、受講者の皆さんも熱心に聞き入っていました。
また色々と教えて頂きたいです。受講者が農園利用者さんも含め17人ではもったいないですね。
受講後に農園管理をしている会員の内田さん手作りの「収穫青トマトのジャム」(トマトとは思えない歯ごたえと味わいにビックリ)を頂き、その後、実施指導とジャガイモの植えつけに農園へ行きました。


            利用者さんも夏最後の手入れ

農園は緑が茂り、もう峠は過ぎているとの事でしたが、太陽の光を浴び植物が生き生きと育っている力を感じました。大きくてきれいな花はオクラでした。落花生は花のツルが土にもぐってから実をつけることにビックリ! サトイモの大きな葉にも。フェンスに重厚な緑のカーテンをつくっていたさつまいものつるの力強さにも。などなどビックリの連続でした。
農園を希望する人がとっても多いのがわかりました。


              オクラの花


            花枝が土にもぐっている様子



         フェンスは緑のカーテンサツマイモバージョン

最後に歴史ある「半白きゅうり」をお土産にいただきました。これは育ちすぎで、色かたちともに悪く、ちょっといかがなものかと心配でしたが、なんと充実したきゅうり。とてもおいしくいただきました。ご馳走様。
大変収穫の多かった講座・農園体験でした。皆さんも、是非講座に参加してみてはいかがでしょうか。
これからも、私自身が発見を楽しむ、「続・農園リポート」を出来たらと思いました。(荻野博子)