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レポ◆第215回せせらぎ園芸セミナー「東アジア植物記 〜黄河山水草木譜 前編〜」 [2022年02月06日(Sun)]
2月6日(日)に、田園調布せせらぎ館にて開催された園芸セミナー「東アジア植物記 〜黄河山水草木譜 前編〜」のレポートです。講師は小杉波留夫氏。
開催案内:お知らせ★2月6日(日) 園芸セミナー第215回「東アジア植物記」〜黄河山水草木譜 前編〜

「さあ皆さん、植物採集に出かけましょう!」と言わんばかりの軽快なご様子の小杉波留夫先生のセミナーは「黄河山水草木譜 前編」でした。

スクリーンに映し出される資料を説明する小杉先生

小杉先生の説明を聴き入る参加者の様子

14億の民が暮らす広大な中国大陸を、10年以上かけて折々の植物を尋ね歩いて調査した研究者の好奇心旺盛な熱量が伝わってきました。

今回のテキスト資料

中国の長江に次ぐ第二の大河である黄河の下流中流域あたりの様々な植物の話の合間には、儒教も論語も全く知るところにない私ですが孔子の話を大変興味深く拝聴しました。

また、泰山は中国発祥の地であり死者の集まるところであり冥界の入り口でもあるそうです。丘陵斜面に造られた7300段もの階段は健脚の方で数時間、元気な方でも8時間程かけて登るのだそうですが、まっすぐに続く階段の写真は圧巻でした。

スクリーンに映し出される泰山の景観

更に多種多様な植物の学名等はラテン語で記す事になっていますが、現在ラテン語は(公用語として)バチカン市国でしか使われていないそうです。

3月6日のせせらぎセミナー216回は、後編です。植物と併せて歴史や様々な小杉先生の薀蓄が楽しみです。(松田孝子)
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