11月28日(日)に開催された、黒鶴稲荷野草レスキュープロジェクトBのレポートです。講師は佐々木知幸氏(樹木医・造園家)。
(開催概要:お知らせ★11月28日(日) 黒鶴稲荷神社野草レスキュー 講習会&移植作業)今年の夏に中央5丁目にある黒鶴稲荷神社の森が壊されることになり、その前に有志で自生の植物を救出しました。地域の方々にも貴重な自然環境であったことを知ってほしいという想いから、
ふれあいパーク「きまもり」と当会の共催で、体験型の講座を11月28日に開催し、近隣住民と会員の15名が参加しました。
豊かな生態系が存在する自然の森が形成されるまでに何百年、何千年という長い時間が必要です。黒鶴稲荷神社の森は少なくとも江戸時代からすでに森として存在し、周辺が開発されてゆく中でも貴重な「自然」が守られてきました。今回保護できた植物は森の生態系で見るとほんの一部でしかないですが、少しでも守ることができ、伝えていけることに新たな価値があると樹木医の佐々木知幸さんが講座でお話ししていました。
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実際に梅田第二児童公園に移植し、「今まで当たり前に身近にあった環境がこんなに豊かな自然だったとは知らなかった」という参加者の声もあり、有意義な時間となりました。
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神社の協力で解体したお社の瓦をいただいたので、土留めなど花壇に活用し、黒鶴稲荷神社の歴史を継承するデザインとなっています。
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↑解体したお社の瓦を土留めとして再利用.jpg)
↑移植作業後の公園の様子春になり、夏になり、数年経ってどんどん変化していく花壇を見守るのが楽しみですね。定期的に植物観察会なども企画していきたいと思います。(企画事業部担当:内田亜紀)