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レポ◆「花咲く おおたの園芸史」展示解説に参加して [2023年01月22日(Sun)]
大田区立郷土博物館の企画展「花咲く おおたの園芸史 〜生産される花々〜」(2023年1月7日〜3月5日)の展示解説に参加した会員からのレポートです。

「花咲くおおたの園芸史」チラシ画像

馬込地区での野菜栽培、馬込大太三寸人参、馬込節成半白胡瓜については知っていましたが「明治30年代に蒲田菖蒲園が開設された」には驚きました。蒲田小学校の近くで、現在は吞川にかかる「あやめ橋」の名で残っています。

玉川温室村は父が花店を開業した昭和の初め、生花市場は本格的ではなかったので「カーネーションの切花を仕入れに行った」と聞かされました。朝、温室で切花にして昼前には店頭に並べられる鮮度と、玉川温室村のカーネーションという品質の良さで、当時高級住宅地の洗足で評判になり、遠くからお客様が買いにみえました。戦中は食料増産のため花は縮小され、戦後は花の生産地が地方に移ってしまい、昭和30年代には観葉植物を扱う温室があり、私は通称「医者いらず」のアロエの鉢植を仕入れに通いました。その後周辺は住宅地となり、今ではバス停にその名が残っています。

馬込地区では、昭和30年代初め頃、パンジー、デージーなどの花苗、トマト、キュウリなどの野菜苗を生産する農家が数軒あり、ビニールポットの無い時代ですので、新聞紙で袋を作り卸販売をしていました。私の店をはじめとして、品川や目黒あたりの花屋さんが大勢来ていました。現在はシクラメンの生産者は2軒になってしまいましたが、品質の良さは評判で繁盛しているようです。

企画展は3月5日まで開かれています。大田区立郷土博物館を覗いてみてください。(渡邊昭)
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