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記事◆特別レポート「恵庭市(北海道)の花のまちづくり見聞録」 [2022年08月23日(Tue)]

全国都市緑化フェアって!?


全国都市緑化フェアは『緑ゆたかなまちづくり』を目指し、毎年全国各地で開催される、国内最大級の緑の普及啓発イベントです。最近10年間ほど、知人や自分自身が関わる場面が出てきたことから、ほとんど毎年各所に足を運んでいます。

2020年度は広島が会場で、コロナ禍で何年もかけて準備されたイベントが開催できず、思うように集客もできませんでしたが、2021年度(熊本)、2022年度(北海道)は、感染拡大の谷間を縫うように開催され、どちらも盛況でした。先日、終了したばかりの恵庭市の公園「はなふる」をメイン会場として開催された「ガーデンフェスタ北海道2022」は、人口7万人の恵庭市に34万人の来場者を迎えました。個人の庭を公開くださる「オープンガーデン」で有名になった「恵み野」地区では、駅の改札を出たところで待ち受け、希望すれば「はなふる」まで個人のお庭を見せながら案内してくれる「まちなかボランティア」や、早朝からあちこちで草取りをされる方たちの笑顔があふれていました。人々が暮らす「まちなかエリア」もフェスタ会場の一部となり、多くの市民の皆さんが、自分のできることで、思い思いに温かく迎えてくださいました。

隣接するホテルの上階より眺めるメイン会場は緑豊かな素朴な風景
メイン会場「はなふる」。隣接するホテルより。

商店街の並木の下の大きな花壇
美しすぎる商店街「花さんぽストリート」

オレンジ色の帽子とベストを着たボランティア3名が駅構内で出迎える様子
恵み野駅で待機する「まちなかボランティア」の皆さん

1カ月という短い会期ゆえに、たくさんの人たちが急いで押し掛けたかのようで、訪れた方はみな今回のフェスタの在り方に感嘆、感動され、「新しい都市緑化フェアの在り方を示してくれた。」と評される専門家も多くいます。今回の北海道フェスタが素晴らしかったのは、他の地域の形に惑わされることなく、日常的に関わっている、市民、行政、企業が知恵と力を結集してできる最大限を具体的にイメージして、無理のない形を追求したことがポイントではないかな、と思っています。フェスタのための特別な設えはもちろんありましたが「いつもの恵庭」の延長線上にフェスタがあった、という自然体が、訪れる私たちの居心地よさにつながりました。

歩道にある細長い花壇を4名のボランティア整備
フェア期間が終わってから訪れた際にも、駅前には草取りされる方たちの姿が…


「美しいまちで暮らそう」が合言葉 『花のまちづくりプラン』


美しいまちは、限られた専門家が一方的に提案する大きな計画がもたらすものではありません。それは、自発的な地域コミュニティが相互に影響しあうことで、暮らしの足元から生まれていきます。(中略)「花のまちづくり」を通して、まちの個性が持続的に磨かれ、それぞれのコミュニティに強くしなやかな命が通います。そこで人々は、世代を引き継ぎながら末長く心豊かに暮らすことができます。(「えにわ 花のまちづくりプラン 2018-2027」より抜粋)

生きた言葉で、とても分かりやすく力強く、夢あふれる言葉でつづられた「えにわ 花のまちづくりプラン 2018-2027」には、これを作った、恵庭に暮らす市民の皆さんが目指す「花のまち」「美しいまち」に向けての、とても具体的なプランが描かれています。私たちも、大田区らしさ、大田区にふさわしいみどりのあり方、まちの姿、を具体的なプランとして描いていき、ひとつひとつ形にしたい、そんな勇気と元気を、恵庭からたくさんもらえたような気がしています。

参考動画:『すてきな花のまちづくり』
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