1305 (図でわかる)新保育所評価基準AG〜3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 [2021年10月31日(Sun)]
1305
AG 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 評価の着眼点 □3歳児の保育に関して、集団の中で安定しながら、遊びを中心とした興味関心のある活動に取り組めるような環境を整え、保育士等が適切に関わっている。 □4歳児の保育に関して、集団の中で自分の力を発揮しながら、友だちとともに楽しみながら遊びや活動に取り組めるような環境を整え、保育士等が適切に関わっている。 □5歳児の保育に関して、集団の中で一人ひとりの子どもの個性が活かされ、友だちと協力して一つのことをやり遂げるといった遊びや活動に取り組めるような環境を整え、保育士等が適切に関わっている。 □子どもの育ちや取り組んできた協同的な活動等について、保護者や地域・就学先の小学校等に伝える工夫や配慮がされている。 (1)目的 ○本評価基準は、3歳以上児の保育における、養護と教育が一体的に展開される適切な環境の整備と保育の内容・方法の取組について評価します。 (2)趣旨・解説 〇保育所保育指針では、3歳以上児の保育に関するねらい及び内容について、「健康、人間関係、環境、言葉、表現」の 5領域による記載がなされており、こうした視点のもとに保育が計画的に行われる必要があります。 ○3歳以上児(3・4・5歳児等)の保育は、以下の事項に配慮して行う必要があります。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ○3歳から就学前までの子どもの保育は、その発達的特徴を踏まえ、一人ひとりの子どもの育ちに合わせて基本的な生活習慣の定着を図るとともに、友だちや他の人々との関わりが深まり、ものごとへの関心を高めていくことができるよう、配慮することが必要です。 ○保育所保育指針に示される内容(健康・人間関係・環境・言葉・表現)を、生活と遊びを通して総合的に身につけられるよう計画を立て、実践することが求められます。 ○集団の中で安定して過ごすことができるようになることから、自己を十分発揮できるようになる段階を経て、友だちと協力して何か一つのことをやり遂げる、協同的な活動ができる段階に至るよう、保育環境を整え援助することが重要です。 (3)評価の留意点 ○3歳以上児の発達に応じた、保育室の環境と保育士の一人ひとりの子ども・集団への関わり等の保育内容を確認します。 ○3歳以上児の発達過程に応じて、養護と教育の一体的な保育の取組の全体構成を明確にし、保育実践に取り組んでいるか確認します。 図AG.pdf ![]() |