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1236  乳児院評価基準AR〜親子関係の再構築等のため、家族への支援に積極的に取り組んでいる。 [2021年10月05日(Tue)]
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AR 親子関係の再構築等のため、家族への支援に積極的に取り組んでいる。

評価の着眼点
□家庭支援に関する具体的なプログラムや配慮事項が明記されている。
□入所理由の理解とケアの方向性についてアセスメントしている。
□子どもと家族との関係調整については、定例的かつ必要に応じて児童相談所等と協議を行っている。
□面会、外出、施設宿泊、一時帰宅などを計画的に設定し、乳幼児と保護者等との関係性が好転し、保護者等の養育意欲が向上するよう支えている。
□面会、外出、一時帰宅後の乳幼児の様子を注意深く観察し、家族からの不適切なかかわりがあった場合には、その発見ができるように努めている。
□課題の内容によっては適切な機関につなげられるよう、地域の精神、心理相談のできる機関を十分に把握し、連携をとっている。
□児童相談所を中心とした他機関との協働により、虐待の未然防止と家族機能の再生、親子関係の再構築に向けてのサービス資源の提供などのソーシャルワークを行っている。


(1)目的
○本評価基準では、親子関係再構築のための家族への支援の取組状況等について評価します。


(2)趣旨・解説
○施設は、「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」第23条により、児童の家庭の状況に応じ、親子関係の再構築等を図ることが規定されています。また第25条には児童相談所等の関係機関と密接に連携して家庭環境の調整に当たらなければならないと規定されています。
○親子関係の再構築のためには、児童相談所との連携や協働が大切です。児童相談所の作成した援助指針をもとに支援方針を作成し、支援を展開します。支援を展開する上では、子どもと家族との関係性の現状を丁寧にアセスメントし、そのアセスメントを基に、より具体的な支援方針を策定し、実践し、評価し、再アセスメントするシステムを構築しておくことが大切です。
○特に入所時の保護者等と話し合いにおいて「親子関係再構築」が目標となるケースにあっては、そのプロセスづくりに、面会・外出・一時帰宅が重要な要素となります。取組にあたり、施設職員が親子関係の再構築にあたっての留意点や保護者等の課題に対する認識を十分に持っていることが大切です。
○支援する際に、施設は保護者等とともに子どもを養育するという立場を明確にし、具体的な家庭支援計画を立案し、保護者等と共に実践することが大切です。
○面会・外出・一時帰宅などの際に、保護者等の不適切なかかわりや、強引な引取り(施設からの強引な連れ出しや外出から施設に戻さない等)があった場合には、子どもの命と安全・安心を守ることを最優先にし、関係機関との連携によって適切な対応をとることが必要です。
○取組には、家族等との交流の乏しい子どもに対する配慮や、面会や外出等を希望しない子どもへの対応等も含まれます。


(3)評価の留意点
○親子関係再構築の評価を行なう場合、以下のようなケースがあることにも留意しておく必要があります。
@.養育拒否等の理由により、特別養子縁組が前提となる支援を行う場合の取組評価
A.養育里親への措置変更が前提となるケースの評価
B.保護者等の精神疾患等の理由により家庭引取りは困難だが、子どもとのかかわりは面会等の機会を通して継続するケースの評価(児童養護施設への措置変更が考えられるケース)
C.入所の際の課題が克服され、家庭引取りが可能なケースの評価
D.社会資源を利用することにより家庭引取りを促進するケースの評価
○面会、外出、一時帰宅の際に、施設が子どもや保護者等と協議の上で目標を立てているかどうか確認します。
○一時帰宅の際に児童相談所と協議を行い、連携し、家庭訪問等を実施しているか確認します。
○施設内において、家庭支援専門相談員、個別担当職員、心理療法担当職員、担当養育者、里親支援専門相談員、施設長等の中で、ケース会議が定期的に実施され、記録を残しているか確認します。
○児童相談所との間において親子の関係性についての具体的な情報交換の記録を確認します。

(図)AR.pdf





再構築等のための家族支援.png







雲秋.jpg








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