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ままのて 宅習塾便り

勉強したいけど、塾に行く余裕がない小中学生に
学習ボランティアが勉強を教えます。

☆宅習とは、宮崎の方言で、家で勉強すること


【3月18日】卒塾式 [2018年03月26日(Mon)]
【NPO法人ままのてFB】

3月は卒業シーズンです
ままのて宅習塾も、通塾中3生と子供たちに勉強を教えて下さった
大学生先生のお祝い「卒塾式」を、18日、日曜に開催しました。

日頃会うことの少ない3校合同で
子供たちやその家族・ボランティア先生が集まり
参加者全員が、昼食調理グループと体を動かして過ごす遊びグループに分かれ、
約4時間過ごします。

今年の参加者は、3回目にして最大の約70名の人数になり
開催場所ご協力下さった九州電力宮崎支社様のIHキッチンスペースと
講座スペースのある1階フロアー全体を使わせていただいたので、のびのびムードに ♪

調理グループは、親子とは限らず大人と子供が、いつしかペアになって、
材料の切り方や調理方法等を教えてもらいながら、
たくさんのコミュニケーションが生まれてました。

カレー.jpg

遊びグループは、新聞紙で作った丈夫な剣比べチャンバラ大会&紙コップに
絵を描いたボーリングピンに新聞紙を重ねて作った大玉ボールで
ボーリング大会が、声援が響き盛り上がりました。

卒業式.jpg

出来上がったカレー鍋と炊飯器を「テーブルに持って行ってね」の声掛けだけで、
中学生と大学生が「こっちの鍋は甘いカレー、こっちは辛めだから、並べよ」とか
「ごはん、こんぐらい?」と年下の子供に声掛けし、お世話を。
一つのチーム感が伝わってきました。

大学を卒業し教職や保健師に就く大学生から、「夢をあきらめないで」の言葉を、
私語もなく席も立たずに静かに聞いている子供たち。

宅塾来所当初は、緊張感からもあって視線が上の空だったり
スマホのイヤホーンをすぐに耳にあてる子
着席が短時間の子ども
休憩時間になると、大きな声で話し出したり部屋から出て
通路をウロウロする子ども
でも、今は静かに話し手を見て聞いています。

「マンツーマンの見守りの目」が、
一緒に時間を重ねていく人がいる安心感を育んだ証ではないでしょうか。

子どもたちは中学を卒業すると宅習塾卒業となりますが
来たい時に来ていい場所なんです。
高校生が、小学生の世話をしたり
中学生とおしゃべりtimeを楽しんだりしています。

誰かにもらった時間を、今度は自分が誰かのために時間を使う。

そんな「お互い様」が、子どもたちの中に芽生えている春です花見(さくら)

開催にあたりご協力頂きました九州電力宮崎支社スタッフ様
たくさんのお菓子を寄贈くださった市社協様
お水と缶パンを寄贈下さった海老原クリニック様
子どもたちのごはん時に。。。と海苔缶を寄贈下さった匿名様
そして、たくさんの気持ちを寄せて下さった皆様
心より御礼を申し上げます  m(__)m

卒塾式の様子がmrt番組「報道トコトン」(土曜16:00〜)に
紹介されるようです(^^)/
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