2016年6月15日、canpanさんと共催で、通算第20回の志的勉強会を開催しました。そのレポートをお届けします。
今回は「NPOの野外活動における危機管理 〜毎年500人の子どもたちを迎えるNICEのキャンプを題材に〜」と題して、NPO法人NICE事務局長の上田英司さんと、ネットワークメンバーの金山弁護士がタッグを組んで、参加者やボランティアを募る形での野外活動のリスクマネジメントについて、安全ガイドラインという観点から考えました。
例えば、運営側にボランティアを、参加者に地元の小中学生を集めて、スキーキャンプを行うとき、主催者である団体があるとします。
そのとき、団体は、そのイベントのリスクを、どうマネジメントしていくのか、大きな課題と向き合うことになります。
今回ご紹介頂いたNICEさんの取り組みは、その実例の最たるもので、その取り組みのなかでもっとも特徴的な「安全ガイドライン」をご紹介いただきました。
NICEさんの「安全ガイドライン」は、計画から実施までのイベントの全工程について、リスクポイントを意識して、責任の所在や、誰が何をどのように行うのか、明確化がなされています。
これをみると、例えばボランティアの方は、自分に与えられた役割と、何に気をつけなければいけないのか(リスクポイント)、そのときにはどうすればよいのか(対処方法)、知ることが出来ます。
運営側のリスク情報・意識共有に大変役立つ点が、安全ガイドライン作成の最大のメリットのひとつでしょう。
具体的な内容について、ここでご紹介できないのが残念ですが、これを作成された上田さんは、叩き台を1日で作成されたそうです。
完成されたものは、結果的に多大な議論の結果になっていますが、最初は、イベントを主催してきた方にある経験が文書になったものだったのです。
これからこういったガイドラインを作ろうとお考えの団体の方は、まず完成品を作ろうとせず、叩き台をつくって、誰かに見てもらって下さい。
もちろん、私達ネットワークがお力になれることも多いと思います。
それがもっとも早く、確実ですし、何より「作りたいけど、ちょっと大変そうだなぁ…」という心理的な壁を下げてくれると思います。
ガイドラインについては、様々な質問が飛び交い、実際にイベントを実施されている団体さんからの質問はかなり踏み込んだものもありました。
時間の制約があり、隅々まではご紹介できず本当に残念でしたが、貴重な意見の交換が出来たのではないかと思います。
次回の勉強会は10月15日を予定しています。
詳細はこちらのブログでアップいたしますので、要チェックです。
引き続き当ネットワークをよろしくお願いいたします!
(日向寺)