「普通さと専門のバランス」
新年度はじまりたくさんの活動が動きだしています。
各活動、活動の内容、質にこだわるだけではなく、
そこに参加する子どもがいきいきできるにはどのような
環境を整えていけばよいのかについて考えてくれています。
そのなかで、ここ2年くらいで多い相談は、
集団が苦手だったり、他の参加者とうまくコミュニケーションが
とれないこどもたちにどのように「活動」として接してよいかというもの。
こどもとスタッフの一対一の場面では、
好きに活動すればそれなりになんとかなるものですが、
やはり集団での野外活動や創作活動にも参加したいこどもはたくさんいます。
しかしいざ集団に入ってみると「うまくいかない」ことは多い。
そのことで、こどもたちが楽しめない状況にしちゃだめと
スタッフみんながそれぞれの活動でいろいろ考えてくれています。
そのなかでボランティアや一市民であっても、
それぞれ子どもが抱える「不安」や「困っている」に関する学びを
もつ必要はあるのだと思います。
専門家をいれればいいじゃないかって人がいますが、
専門家の前では、子どもたちは「専門家の先生の前用の姿」をみせます。
こどもは誰が専門家で、よりそいではなく、観察しているかをよく見ています。
だからこそ、「普通な人」として私たちが、
普通のままで寄り添える力を身につける必要がある。
でもみんなそんなにうまくできない。
たしかにそうかもしれません。
しかし、こどもにとって少しでも「私の味方」と思える人がいる。
まずはそのことを実感できることが大事なのだと思います。
そこには専門性は必要ありません。
そしてひとりでなく、みんなで対応していくことが肝心。
人手が足りなくなるなら、活動そのものには人が足りていても、
みんなが満足できるような増員も必要でしょう。
なによりそんな専門家ではない「親」が子どもたちを
必死に学び、考え、ささえています。
そんな親にも寄り添っていただくことが、
多くの負担と不安を取り除くのだと思います。
みんなが多様な課題のすべてのスペシャリストにはなれません。
しかし、課題に思いを馳せることはできます。
その馳せた思いと専門家との学びの中で、マチで当たり前にできる
暮らし方が生まれるのだと思います。
ひとりひとりの思いの馳せ方ひとつで環境が一歩よくなる。
活動の場面は、それを実感でき場でもあります。
そんなひとつひとつの積み重ねを広げていきたいと思います。
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JustGivingのチャレンジ(27日目)
『新理事長100日名刺交換300人で「子どもの貧困解決への仲間作り!」』
http://justgiving.jp/c/8871
現在74名 あと226名 残り73日
名刺交換のお申し出と寄付へのご協力もよろしくお願いいたします。
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