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2012年12月18日

「寄付」を集めるというアクション


「他人から勝手には広がりません」


寄付集めのアクションは集めたい人たちが、
まず「募集」をはじめ、その情報を「公開」しないとはじまらない。

それらを「拡散」してくれる人「応援」してくれる人はまわりにたくさんいますが、
最初の「公開」することはその団体にしかできないこと。

思いを込めてまず一歩をはじめることが大切。
寄付を募集している事実が伝わっていないことも多いですが、
そこにこめる「願い」「希望」「祈り」は、
社会課題解決に取り組む団体からにじみ出るもの。
まずそれを放出してみてください。

先月からスタッフと多くのみなさまに報告とお願いを順次させていただいていますが、
私たちが動くからこそのリアクションだとシミジミです。
ちゃんと動いている時には、応えてくれる人が必ずいます。

方法はなんでもかまいません。
チラシをつくって、友人/知人にお願いする。
お手紙を書いてみる。
寄付募集のホームページをつくってみる。
寄付募集のお願いをブログに書いてみる。
メールでひとりひとりお願いしてみるなどなど

まずは1人目、一歩目、一言目、一筆目。

アクションは動いてこそのアクションです。
そのアクションに込められる価値観なども重要ですが、
「アクション」そのものも大切にしたいものです。

2012年03月25日

英雄譚は聞き飽きた


「1万円と100万円の違い」


自分たちの活動の正統性や主張を他者へ伝える時、
どうしても、自分たちの苦労や、反対を押し切ってや、
お金がなくて、寝る間を惜しんで・・・っていう話から、
これだけ頑張っているんだから協力してよ、わかってよって
ことがよくあります。

もしくは、そこからこんな課題が見えたから、
「◯◯をしなければならない」と主張して終わる、
もしくは私たちは「◯◯」をしているので、
手伝って、寄付して、協力して・・・ってこともよくある。

でもいつもそういった話では、閉塞感や限界だから
助けて欲しいっていう印象しか得られず、
この人たちに私のもっている何かしらの「ちから」を託しても
消耗/消費するだけなんじゃないかって感じを受ける方は
少なくないはずだと思っています。

多くの場合、これでも支援者は繋がっていきます。
そもそもちゃんとそれを訴える人も少ないので。
でもその熱に応えてくれる人は、その人の熱に応えただけで、
課題解決に希望を感じたかどうかはわからない。

だから、「あなたに頼まれたから1万円託すね」になる。

でも決して100万円は出てこない。

その差はどこからくるのか。

あくまで一人のカリスマや努力家の頑張り物語であり、
その人が止めたら終わり。
そう、社会として課題解決へ向かう仕組みや空気を作り、
希望やハッピーに向かうんだと言う印象を受けるかどうかなんだと思います。

すごいことでも課題が解決しなきゃ意味はない。
スーパーマンも大切ですが、みんながちょっと何かしてみても
いいんじゃないかなってくらいに思える人が何倍にも増えることも大切。
そのためには希望を感じさせるメッセージが必要。

私たちの活動がどういう未来につながっていて、そこは希望に満ちているのか、
課題山積なのかちゃんと語ることができる必要がある。

そもそも英雄譚自体が、個人の成果であること自体が錯覚だったりもします。
みんなで取り組めばどうなったか。
すでに示せる別の物語があるとも思います。

組織や事業としてハッピーエンドをぜひ考えたいものです。



2012年03月08日

もっと手前


「やっぱり自分たち目線になっている。」

自分たちではわかりやすく、細かくまたテーマ性をもって
毎回作っている会報や季刊誌など。

でも実際に読者からするとやっぱりわかりにくいようです。

そして団体としてテーマはあまり絞っていない、
基本的な話を紹介しているものが、結局一番わかりやすいと。

各課題やテーマ、そしてその方策が広く一般化されていると
具体的な方法やトレンド、特集の意味がよくわかるのですが、
そうでなければ、初見で理解はされない。

=二度と読まない。

私からしたら女性誌の中にある特集記事の内容を
理解できないのと同じ感覚なんだと思います。

NPOの業界の特集記事。

いかに一般化できるか。

その前段階って実際どういう内容なのか。

しっかり考えていきたいと思います。

ではいまから取材等含めアポ3連発です。

2012年03月04日

リーダー以外がどこまで語ることができるか。


「みんなにファンを。」


今日は京都市内で「ファンドレイジングセミナー」
資金調達について学ぼうとするNPOのスタッフの方々と
学びの時間を共有しました。

ゲストにかものはしプロジェクトの山元くん、
メインに京都地域創造基金の戸田事務局長。

基礎〜実践まで濃い1日でした。

その内容や成果に関しての感想などはまた後日書くとして、
今日は「寄付のお願い」のワークを聞いてみての感想。

実践してくださったみなさんは、
すでに寄付集め等をされていることもあり、突然のフリでも
しっかりとしたプレゼンテーション。

やっぱり代表だけにたよったお願いばかりしていると、
こういうときにまったくできないことが多いが、
今日は突然でも条件に合わせて、しっかり話をされる。

きっと本人達は、もっとできるたと
思っておられるかもしれません。
でもこういう機会を逃さず、
自分たちの活動の話をしっかりできるということは
とても大切だと思います。

代表にだけファンがついても限界があります。
ファンをつなぎ止めることも、拡げることも、
そのファンと新しいアクションを起こすことも。

なにより組織としてのミッションに向かうには
組織にファンをつけないと効果的なアクションが生まれない。

リーダー以外にリーダーと同じようにファンが集まる
取り組みをするスタッフが多く存在すれば、組織として
より大きなインパクトを起こすことができます。

個人に100人より、組織に1000人のファンを。
そのためには、リーダー以外がどんなチャンスでもしっかり話ができる。
まずこれが大切だと改めて思いました。

今日無茶ぶりしたみなさま、
素敵なプレゼンありがとうございました。


2012年03月01日

ハッピー感


「泥船よりノアの方舟」

ブログサービスのリニューアルが完了したのと、
出張の移動時間を利用しての久しぶりの更新。

先日受けたヒアリングや今日講師をさせていただいた
資金調達のセミナーで
NPOの方やそれを調べる方々とお話をしている中で
出てきたお話が、お題にある

「ハッピー感」


思いや何とかしたいと励む姿はよくわかる。
しかしそこからは、切迫感や、焦り、焦燥感
など悲観的な感情や現状に、

だからこの活動応援して欲しい

で終わる訴えが多い。

しかし、その問題を解決したら、
どうみんながハッピーになるかはいまいち
伝わってこないのである。

映画を最後までみたけど
ハッピーエンドなのかどうかよくわからないというか。
見終わって、映画の中はハッピーっぽいけど、
観たこちらはちょっともやもやしているというか。

寄付者や支援者にそんなもやもやな気持ちにはなってほしくないし、
そんな気持ちにさせていては寄付もいただけないだろう。

だからこそ、はじめに寄付すれば
あなたも含め、みんなが最終的にどうハッピーになるのかを
ちゃんと考え、自分となりの考えであっても、
伝えないといけないのだと思います。

iPadで打っていると、
いまいち長文の構成がし辛いので、
変な文章で伝わったかどうかはわかりませんが、
みんな必死に頑張っていることだけはたしか。

その必死がより輝くように、
応援したいものです。

山科醍醐こどものひろばの活動は
そんなハッピー感が伝わるように発信したいものです。

2011年11月01日

SNSとお手紙


「顔」


山科醍醐こどものひろばでは、子どもが負担なく
活動に参加できるように寄付を集めています。

ちなみにこんな感じ↓↓↓

◇寄付大募集◇
[寄付で子どもの育つ環境作りを応援]

「あきらめ」ではじまる子ども時代から、「希望」をもてる子ども時代へ。
 子どもに体験活動、体験学習をプレゼント事業
 http://www.plus-social.com/jigyo/shiteikifu/shitei_kifu10_2.html

「子どもの貧困対策事業」
 生活困窮・養育困難家庭へのトワイライトステイ事業
 http://www.plus-social.com/jigyo/shiteikifu/shitei_kifu11.html
 子どもと地域の欠食・孤食をなくす朝食提供サロン
 http://www.plus-social.com/jigyo/shiteikifu/shitei_kifu26.htm


これらを、
チラシや、新聞、ホームページなどで募集を呼びかけていますが、
タイムリーな声かけはやはり、ブログ、twitter、facebook

とても便利なICTツーツなので、
ついつい多用してしまいます。

そして、やっぱりそんな呼びかけに応えてくれる
方々がおられる訳です。特にfacebookはある程度顔のみえた
関係性で繋がっていることも多く、その距離感も相まって、
応援してくださることがしばしば。

でもいくら顔が見えるからといって、
facebook上のやり取りだけで本当に応援してくれる訳ではないですよね。


やっぱりそこから、いかに連絡をとったり、
寄付下さった方へお礼のお手紙を書いたり。
とくに報告書はとても大切だと思っています。

いまこの一年取り組んできたことをまとめた報告書を
少しずつお届け作業をしています。
この作業は本当に多くの方に寄付頂いたことを私たちが
噛み締める機会でもあり、とても大切にしたいことです。

できうるならお会いして。
かなわなくても、しっかりお届けする。

そこで私たちの人となりが寄付者へ伝わり、
ぼやけていた互いの顔の輪郭が見えてくるのだと思います。

顔がしっかり見えるにはもっと濃いコミュニケーションが
必要だと思いますが、まずは出来る限りのところから。

ぜひみなさんもそんな支援者やエールをくださるみなさんの
顔を思い浮かべアクションしてみてください。


だんだん支離滅裂になった文章。

まめにブログは書かないとダメですね。

ブログらしい文章を書くのも慣れですね。

お手紙や定期的なお礼等も良い意味で習慣化したいものです。


2011年09月13日

届ける努力


「団体名で検索一番最初に出るねん。当たり前」


その前に団体名を知られていないのでは?
と我にかえることがある。

ホームページを創っても、
ブログを立ち上げても、
チラシをつくっても、
だまっても見てくれる人は限られています。
いま繋がっている人は限られています。

1000枚作ったチラシ。
いつもの配布先に配ったけど、500枚余ったので、
次回は800枚にしませんか?

こんな会話も意外としてしまいがちですが、
その情報が必要なのは何人なのかが先。
もし2000人いるなら足りていない。
あまったのなら届いていない。
余るから減らすではなく、届けきる。
そのうえで節約の議論なんだと思います。


ブログも同じ。
常にチェックしている人もいればそうじゃない人もいます。
その人たちに「更新したよ」ってメッセージが必要。
そんなのに有効なのがtwitterやfacebook、mixiといったもの。

もうひと手間。

わたしもなかなか出来ていませんが、
しっかりした団体さんと感じるところはいずれも
そういったひと手間があります。

参考にし、しっかりと取り組みたいものです。


2011年09月11日

お手紙の時間



「目標は一日1時間」


運動もしなきゃいけないんですけどね1時間くらい。

今日を機にそんな時間をもちたいと思っています。
まずは週1、2回。目標としては1日1時間。

お世話になった人、友人、知人、同僚、先輩、後輩、
師匠に、お手紙を書く。いまの自分、今の活動、それに関する思い。
法人のスタッフとしては、その思いやビジョン、そしてお礼やお願いを
しっかりと書く。

普段活動に追われ、作業に追われる。
だけど大切なのは大切な思いの部分をより多くの人と共有し、
社会がかわること。

社会を変える方法は事業だけではない。運動だけでもない。

そんな思いのもとでお手紙をかいてみようと。

ぜひみなさんもいろんな方々に平和への願いを
幸せへの祈りを手紙にして送ってみませんか。

社会を変える手紙なんて素敵ですよね。

思いの伝え方はさまざま。

ひとつひとつ取り組みましょう。

2011年08月06日

結果報告には関心がない?

活動報告的ブログ多いですよね。
うちの法人のブログもそういう記事が多いいんです。

そんな記事が続くとどうなるか・・・


アクセス数が減るんです。

というか、活動に言った人にしか
意味が分からない内容になるから、
なにやってるか知りたいだけの人は、
一度見たらそれで終わっちゃうんですよね。

みなさんが毎日みたいって思うブログや
ホームページってどんなものですか?

たとえば、
たくさん社会のニュースが入ってくるもの。
気になる分野や趣味に関する最新情報が載っているもの。
いろんなHow to が乗っているもの。(お料理レシピとか)

いまのみなさんのブログとか
ホームページとかってどうなってますか?

また、もうひとつは、
活動の価値や、感動を読者も共有できるような構成の記事や、
社会的課題を解決するためのアクションと,結果、
その後の社会の変化や成果、効能などをまとめたものも
関心が集まると思います。


活動報告やイベント案内と
これらの記事の組み合わせがあることで、
より関心を持ってくれる読者層を獲得する事ができます。


結果報告に関心があるのは一部の人だけ。

その人たちを大切にするための報告はもちろん大切ですが、
だけでなく、より多くの人が関心をもてる記事を書きたいものです。


とくに、活動に参加したくても参加できない人への
課題解決のヒントを届ける事は、とても重要度の高い取り組みだと。

社会をよりよくしていくための発信。

ぜひ工夫してみてください。



2011年08月01日

3年前との広報ツールの違い

このブログもなんだかんだと4年くらいしています。
その間書いてない時期も多いのですが、しっかり書いていた時期に、
広報のための方法をきままに綴っていた時期があります。

そこでのICT活用のゴールはmixiどまり。

いまとなってはtwitterやfacebook,。
ましてや動画まで簡単にアップできる状況。
Ustream中継までできる始末。
紙媒体も安く印刷できる業者が出てきた事で、
フルカラーデータ入稿の印刷物も増えました。

もはや輪転機の色紙印刷は影をひそめつつ・・・

安いから生き残りはしてますが。



当時の技術でも十分できたのですが、
ここまで一般大衆化するスピードが速いとは。

でも、まだまだとまっている人たちもたくさん。
回覧板がよいって人もたくさん。
やっぱり口コミは一番信用できる・・・

このバランスですよね。

ちなみにこのブログはtwitterと連動させていますが、
久しぶりに記事を書くと前日までほとんどアクセス
なかったものが、一気に増えます。

毎日書けばきっと以前の3分の一くらいの時間で
前の最高アクセス数に到達するのではと思っています。

そういった意味では、届くようになった情報を
いかに価値あるものへと変えていけるか、
またその情報をもとに、受け取った方々が価値ある経験、体験が
できるかという「質」が高く、また不特定多数あるブログに
まぎれないようにする必要があるなと思います。

まーしばらくはアイデアの備忘録的に記事を書いていきますが、
徐々にちゃんとしたものにしたいと思います。

出版や発表に耐えられるような質を求めて・・・(笑)