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2013年05月27日

まずは命の保障をしてから。



「最後の最後で「困っている」と言える場所」


移動中の車中にてiPhoneでせかせかと。

これまでもですが、誤解を生じさせる事も多いので、
普段はあまり政治や、社会問題で報道などされているものに対しての
コメント等は控えているのですが、本日は少しだけ。

すでにご存知の方も多いと思いますが、
大阪市北区天満のマンションの一室で、母子とみられる2人の遺体が見つかった事件
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130527-00000102-san-soci

私も何度か記事にしているとおり、
この数日「子どもの貧困」が話題になっています。
そこで言われているのは「相対的貧困」のお話。

今回の事件。
背景や実際のところがわからないので、記事の憶測を
そのまま読むなら、「餓死」。
状態的には「絶対的貧困」に近いものがある。

これが今の日本でのお話です。
独居の高齢者の方の孤独死というニュースも耳にするようになって
久しくなりましたが、つながっていることで救える「命」があったはず。
独居の高齢者の方で、突然病気等助けを求めるにも求められなかった場合は
難しい事もあるかもしれません。
しかし、もしこの母親が「弱み」と思っていることを「伝える」相手がいれば、
身体の動くうちになんとかなったかもしれません。

私たちの活動は、「よりよく」育つ環境を、子どもたちと
ともに創っていくことです。
しかし、まずどの地点からの「よりよく」なのでしょうか。
子どもや家族にとってそのスタート地点は違います。
だからこそ、命の保障がされていないというのであるなら、
まずはそこからスタートする。

今取り組んでいます「子どもの貧困対策事業」も
そんな「つながり」と最低限の命の保障としての「食事」が
キーになっている活動です。
http://www.plus-social.com/jigyo/shiteikifu/shitei_kifu11.html

つながりをつくることで、「予防」にもなります。
「貧乏」は私たちの力ですぐにどうこうできるかといわれると
なかなか力及ばずな段階です。
しかし、私たちが多くの住民や学生ボランティアなどと協力し
その「つながり」をつくり、「孤独」「孤立」ではないマチなら
私たちのような多くの人と創る活動体であれば、早く対応できるかもしれない。

もちろん、「孤独」「孤立」の問題は、「貧困」に限った話ではなく、
今の日本社会の多くの問題の背景にもあるものではあるが。
だからこそ、私たちの活動に関わるすべての人の、
そのときの「スタート地点」からの「よりよく」に応えられる、
多様な活動をみなさんと創っていきたいと思います。

自己責任や家族や親の責任、地域や行政、政治の責任でもいいのですが、
人の命が失われる、その前にまず「命の保障」をしてから、
責任追及、原因追及でもなんでもしたらよいのだと思います。
それこそ、他人のせいにしてても「命」は救えません。

大きな一歩でなくても、そんな「命」に思いを馳せ、
ちょっとでも自分にできることをしたいものです。



JustGivingのチャレンジ(20日目)
『新理事長100日名刺交換300人で「子どもの貧困解決への仲間作り!」』
http://justgiving.jp/c/8871

現在56名 あと244名 残り8 0日
(本日は名刺交換の前に更新しちゃいます。)

名刺交換のお申し出と寄付へのご協力もよろしくお願いいたします。




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