
昨日6月28日(火)付で、その名も『ホープ常磐新聞』が一日限りで発刊しました!(著作権等の関係で記事の中身まではお見せできないことをご理解ください)
これは、茨城新聞の社会貢献活動の一環として行われたもので、市民団体に新聞一面(今回は5ページ目でした)を全て提供するという非常に画期的な、茨城新聞としても初の試みでした。
編集は茨城新聞が携わりながらも、基本的に文章の内容は全て『ホープ常磐プロジェクト』事務局の認定NPO法人 茨城NPOセンター・コモンズに任せていただきました。コモンズから、これまでご協力いただいている関係団体に文章の一部を依頼したり、コモンズ災害ボランティア・チーム『ホープいばらき』に寄稿をお願いし、作成を進めてきました。この1ヶ月ほど時間をかけて、様々な試行錯誤を経ながら、ついに発刊したものです。
この企画、発端としては、今年の2月に全国に先駆けて水戸で開催した『地域円卓会議 in 茨城 2011』のテーマ2の協議の中で、参加した茨城新聞がNPOに紙面の一部をまかせてみると宣言したことに始まります。もともとこの構想はお持ちだったのですが、地域円卓会議で公に宣言したことにより実現に向けて動き出し、ついに6月28日に実現しました。
新聞紙面作成という、ホープ常磐プロジェクト事務局には全く不慣れな作業に、また度重なる変更にも嫌な顔一つせず、丁寧にかつ迅速にご対応いただきました茨城新聞の皆様には、この場を借りて深く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
今回は第1弾ということで、今後年数回に渡って同様に茨城新聞と県内市民団体が連携を取りながら紙面作成にあたるという機会が設けられるようです。マス・メディアと、地域の最前線で活動している市民団体とが連携を取り、読者にとって地域の課題や解決につながる活動、そしてそこに携わる「市民」の姿がしっかりと伝わることは、広い意味で茨城に「新しい公共」を広めるという点からも非常に意義のあることなのではないか、と思います。正に新聞社にとっても、市民団体にとっても、また読者にとってもwin-win-winの関係が生まれていくのではないかと、勝手ながら思います。
今後、マス・メディアとより深く連携しつつ、福島と茨城を結ぶかけはしとしてホープ常磐プロジェクトが、ホープ(希望)の輪がさらに広まるようにしたいと思っています。
追伸:こういった活動は、『ホープ常磐募金』によって集められたご寄付で支えられていることは言うまでもありません。活動のプレゼンスを高め、より多くの市民にご参加いただき、被災地の福島と茨城がつながることは、復興に向けてとても大切なことだと思います。ぜひ引き続き『ホープ常磐募金』を通じて、被災者を支える活動を続ける市民団体を応援してください。