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2024年02月08日

【NPO知識】実践アドバンス NO2

<過去の実施で間違いが目立った問題例>

問:正しい場合には〇、間違っている場合には

@事務所家主の賃料値上げ申し入れに対し、理事会で検討した際、
理事長から自宅の離れを安価で賃貸できると提案があり、金額、広さ、便利さ等
に申し分なく、全理事が賛成し承認された。

A社員総会の議案と賛否回答用紙を社員に配布したところ、入院中の1人を除き、
他の全員から全議案に対して賛成の回答が得られたので、総会は集計したとみなした。


解答: @×、 A×

解説:
@法第17条(利益相反行為)
  (略)、特定非営利活動法人と理事との利益が相反する事項については、理事は
  代表権を有しない。(以下、略)
このケースの場合は、理事長が自宅の賃貸に関して決議権を持ち参加することは、利益相反行為
とみなされることから、×

A法第14条の9(社員総会の決議の省略)
  (略)、社員の全員が書面又は電磁的記録により同意の意思表示をしたときは、当該提案を
   可決する旨の社員総会の決議があったものとみなす。
このケースの場合には、入院中の1人を除外しているため、みなし総会成立の条件が成り立たないため、×


posted by 一般社団法人NPO会計力検定協会 at 11:03| Comment(0) | 過去問題のうち間違いの目立った事例(実践アドバンス)
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