
「いつもありがとう、赤い羽根」5[
2021年06月09日(Wed)]
「バケラッタ!」
2ドアベルリネッタのようですが正真正銘のバルケッタ。だからこれはダイハツ コンパーノ スパイダー。
シャシーはベルリーナと共用し4気筒OHV1リッターエンジンに4速マニュアルミッションを組み合わせ後輪を駆動します。成り立ちから4シーターに仕立てられ同時代のロードスター(ホンダS600やダットサンSR311など)には望めなかった高い実用性を備えています。1965年(昭和40年)4月発表、生産・販売期間は約4年。販売台数はメーカーの期待ほど伸びなかったといわれています。令和の路上ではフツーに走っていて出会えるモノでは決してございません。
共同募金配分金を活用して車両を整備するときの会計簿への記帳は、使う勘定科目は多けれどもその都度変わるのは金額だけですから、パターンとして覚えていれば難しくはありません。
配分金を受け入れた時は、通常現金でのやり取りはしませんので、借方が資産の「普通預金」となります。貸方は経常収益の「その他補助金収入」に「共同募金配分金収入」の補助科目を設け、それを立てます。
支払いの際は複数の勘定科目が立ちます。
借方の1番目は資産の「車両運搬具」、これは文字書きや各装備品を含めた車両本体価格。償却資産台帳にもこの額で登録します。次に資産の「預託金」、預かりリサイクル預託金です。そして3番目が経常費用の「租税公課」、自動車税関係と登録手続き等の印紙代。車庫証明を依頼する費用は経常費用の「車両費」を4番目に。ここにはリサイクル預託金情報管理料も含みます。自賠責保険料は経常費用の「保険料」で5番目に計上します。
通常は現金でのやり取りはしませんので、貸方は資産の「普通預金」です。
1番目と2番目の仕訳は、「普通預金」が「車両運搬具」と「預託金」に形を変えたとも捉えられます。
さてさらに一仕事。財産増加の仕訳が加わります。日頃は余り出番のない経常外収支科目と正味財産増減科目が登場。借方は経常外費用「車両運搬具購入支出」、資産の「車両運搬具」と同額。そして貸方は正味財産増加「車両運搬具購入額」。
預かりリサイクル預託金も忘れずに財産として加えましょう。借方に経常外費用「預託金支出」、貸方は正味財産増加「預託金増加額」。
そして年度末にはその日までに使いそじた分だけの減価償却費を経常費用で計上します。
その他、会計簿とは別に整備事業の収支計算書をエクセルで作成して一連の書類とともに保管しておきます。
午後5時の磐梯山。
「そじた」は福島弁で「傷んだ」のこと。