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アウトサイダー・アート・フォーラム 2010 [2010年10月29日(Fri)]



2010年10月22日(金)〜24日(日)札幌の北方圏学術情報センター【ポルト】にて、アウトサイダー・アートのパネル展示と作品展示を行いました。また24日には同会場の大会議室にて北海道のアウトサイダー・アートを福祉現場などで支援している10団体が参加したアウトサイダー・アート フォーラムを開催しました。

わずか3日間だけの開催にも関わらず1000名近くの方がご来場頂きまして、大変盛り上がったイベントになりました。

北海道各地からお越しいただきました方々、また作品展示、会場運営、フォーラム参加、取材協力を頂きました各種団体、共催の北方圏学術情報センター 住生活・福祉環境プロジェクト研究、協力のシナプス、また、助成頂きました日本財団・太陽北海道地域づくり財団に厚くお礼申し上げます。



ここが会場の北方圏学術情報センター【ポルト】です。
パネル展示は1階のガラスのアトリウム部で行われており、数枚のパネルは外側を向いています。
近隣を歩いている人や、車からも観られる様にしました。



今回は函館、帯広、函館にて開催したパネル展示と異なり、同会場の3階のギャラリーBにて実物の作品展示も行われました。
2009年10月〜2010年1月に北海道立旭川美術館に開催した「アロイーズ展」と同時に開催した「北海道アウトサイダー・アート展」とほぼ同じ内容に、澤田さん、柿崎さん、佐藤さん、佐々木さんの4人が加わった内容になっています。

まずは、日當さんの作品(黄色と青の陶芸作品)がお迎えします。



次は、フランスのアル・サン・ピエール美術館にも展示されている大梶さんと、平瀬さんを含む「あかとき学園」の3人の作品が並んでいます。



その次は手前から、同じくアル・サン・ピエール美術館にも展示されている西本さんの作品。
新作のバスも並べられています。

その右手前の壁面には今回は初めて展示された柿崎さんの作品です。



左側には、北海道外から澤田さんの陶芸作品が並べられています。



奥の壁面には、こちらもアル・サン・ピエール美術館にも展示されている畑中さんの作品が展示されています。
手前は横山さんの「サトちゃん」がピラミッド状に並んで展示されています。



さらに進むと、生田原町の吉原さんの作品が。
また、西本さんと横山さんのドキュメンタリー映像が流されています。



ぐるっと半周すると、右手の壁面には藤井さんの作品が並んでいます。
その奥は臼井さんの作品。その横には9月、10月に実施したNPOラポラポラのワークショップで製作された佐々木さんの陶芸作品が展示されました。



逆の壁面には120枚もの高橋さんの作品。つぎは初参加の佐藤さんの作品。
最後は「かたるべの森」の吉田さんの作品が並んでいます。



開催中には各種メディアの取材の他、テレビ番組の収録も行われました。



その間に、バスを製作された西本さんが来場されました。
自分の作品を真剣な目で見つめながら、周りの方々に丁寧に作品の説明をしていました。



同時に1階のギャラリーAで開催しているパネル展の様子です。



明るい開放的な空間の中、パネル展示、世界のアウトサイダー・アートのポスター展示、今回ご参加いただきました各種団体が作成したグッズの展示販売の他、共催としてバリアフリーグッズ、ユニバーサルデザイングッズの展示も行いました。



パネルは、建物の外と中の両方から観られる様に展示しています。



ポスター展示や、グッズの販売をしています。



外から見た様子。写真だと反射して見えにくいですが外からでも目立ちます。



カレンダー、ブックカバー、マグネット、食器、ポストカード等
個性豊かで魅力的な製品が並んでいます。



こちらは、会場運営にもご協力をいただきました「ほわっぽ」さんの展示ブース。
フェルト玉を利用したカラフルなモビールやストラップ等、可愛いグッズが沢山並んでいます。



こちらはバリアフリーグッズ、ユニバーサルデザイングッズの展示です。
実際に手に取って製品の良さを確かめることができました。



ラポラポラの旅する雑貨店「ポンラポ」も展示。



24日(日)の午後1時からは、同会場の8階の大会議室でアウトサイダー・アート フォーラムを行いました。
2部構成で、第一部はNPOラポラポラ代表の工藤和彦による講演「アウトサイダー・アートの歴史と現状」です。



第二部はアウトサイダー・アートを福祉現場などで支援している各団体の取り組みをご紹介したうえで、
パネルディスカッションを行いました。



こちらの会場にも、たいへん沢山の方がご来場頂きました。



学生等の若い方の来場も多く、真剣に各施設の現場の話を聞き、必死にメモをとる姿も見られました。



最後には、来場頂きました学生さんからのご質問を頂きました。



質問に対しても、パネリストは皆さんとても情熱的にお話しされていました。

多くの方のご協力も有り、大変有意義なフォーラムを開催することができました。
重ねてお礼申し上げます。

今回のフォーラムを通して、新しいつながりや経験も出来ましたので
成果を生かして次に繋げられる様に努めて参りたいと思います。




北海道アウトサイダー・アート・フォーラム2010

 「アウトサイダー・アート」には大きな課題があります。それは、作者に作家としての自覚がないという点です。これはアウトサイダー・アートの魅力でもありますが、発表する機会や管理する事に作者は意欲がなく、作品は当然、人の目に触れる事なく消失してしまいます。ですから、これを補うために作者の表現に対する協力者が必然的に必要となってきます。
 NPOラポラポラでは、これまで多くのアウトサイダー・アートを発掘し、ギャラリーや美術館などでの発表に繋げてきました。中には、フランスのパリ市立美術館で展示された作品もあります。しかしながら、これは瞬間的なサポートにすぎません。作家の創作活動を理解して支えているのは、作家の身近にいる家族や福祉現場の職員の方々です。この協力なくしては展覧会の企画などは、ありえません。作家を支える環境を家庭や福祉現場で日々継続して整えていく事は非常に困難な事です。特に福祉施設では個人に対する特別な支援は周囲の理解も必要となります。しかし、多くの課題を抱えながらも、作家の表現を尊重して積極的に支えていこうとする姿勢は素晴らしく、私は常々敬服しています。しかし、こうした地道な活動はなかなか表面に出る機会が少ないために知られておらず、正当に評価されていないのが現状です。また同じような境遇の関係者との情報交換の場がないために、支援者は孤立してしまいがちです。そこで、このたび情報の共有や課題を議論する場として「北海道アウトサイダー・アート・フォーラム2010」を札幌で開催する事にしました。北海道の各地域で先進的に取り組んでいる方達による公開の座談会を行います。また、合わせて北海道のアウトサイダー・アートを中心に紹介する展覧会も開催します。皆さんも是非この機会に一緒にアウトサイダー・アートについて考えてみませんか。

 
パネル展示

日時:10月22日(金)〜24日(日) 9:00~16:00
会場:ポルトギャラリーA(1F)
入場無料
アウトサイダー・アートの解説をパネルにして展示いたします。
まずはこちらでアウトサイダー・アートについて、ご理解していただける事を目的としています。

 
作品展示

日時:10月22日(金)〜24日(日) 9:00~16:00
会場:ポルトギャラリーB(3F)
入場無料
北海道のアウトサイダー・アートを中心に作品を展示致します。
実際に作品をご覧になって頂ける事でより深いご理解を期待致します。

 
アウトサイダー・アートフォーラム

日時:10月24日(日) 13:00~16:00
会場:ポルト8階 大会議室
資料代:1,000円(学生は無料)
第一部 講演「アウトサイダー・アートの歴史と現状」
第二部 各団体の活動報告、トークセッション
NPOラポラポラ代表の工藤和彦による講演「アウトサイダー・アートの歴史と現状」のほか、アウトサイダー・アートを福祉現場などで支援している各団体の取り組みをご紹介いたします。


参加施設

網走 NPO法人アートユニオン・オコック
当麻 カタルベの森美術館
剣淵 西原学園
剣淵 YY(わいわい)
旭川 NPOラポラポラ
鷹栖 大雪の園 
深川 あかとき学園
札幌 ほわっぽ
札幌 ともに福祉会
札幌 社会福祉法人 草の実(アトリエあぐら)
上川圏域アートネット ウエカルパ 
 

出展作家

澤田真一 藤井晋也 吉原長次郎 高橋ヒサ子 畑中亜未 得能サチ子 大梶公子 平瀬敏裕 臼井 愛 西本政敏 横山篤志 他
 

会場

北翔大学 
北方圏学術情報センター【ポルト】
札幌市中央区南1条西22丁目1-1
TEL:011-618-7711
地下鉄東西線西18丁目駅1番出口徒歩7分

主催:NPOラポラポラ
共催:北方圏学術情報センター 住生活・福祉環境プロジェクト研究
協力:シナプス
後援:札幌市・札幌市教育委員会
助成:日本財団・太陽北海道地域づくり財団
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