良く晴れた少し暑いような5月後半に第1回目の食の支援事業
「食べる力とIPPAIの幸せ」を開催しました。
予約は一杯だったのですが、直前でキャンセルが2組ありました。
お天気が良くても調子が良いわけではないのだということがこれでわかります。
キャンセルされた方が申し訳なさそうに「また申し込んでもいいですか?」とおっしゃったので「どうぞ、お待ちしています」と申し上げたら安心されていました。
さて、参加者4名、スタッフ3名、看護師さん1名で早速始まりです。
お部屋はいつもの会議室ではなく、カフェの1階でこじんまりと、落ち着いた雰囲気で少し暗かったのですが、話しやすい環境となりました。
最初はアンケートの記入とテキストの説明をしましたが、当日の参加者の皆さんはほとんど自立をされていて、介護保険を使わなくても工夫をして生活ができている方ばかりでした。
歯医者さんもかかりつけ医がおられて口腔ケアも行っておられるようでした。
誤嚥についてもほとんど問題がないとのことでしたが、トロミを入れた飲料水を作って飲んでいただきましたが、「これは飲みやすい」と感心されていました。
また、世間で話題の「見た目は普通の食事」だけど「スプーンでも舌でもつぶせる」という【摂食回復支援食】を試食していただきました。
これは今の皆さんにはほとんど必要のない食事なのですが、関心は高く当日一番の盛り上がりでした。
最近はパーキンソン病の方だけでなく、高齢者の誤嚥性肺炎を予防しようと国を挙げて呼びかけているためか、参加者の皆さんの誤嚥などに対する意識は高く、関心も持っておられるので安心しました。いつまでもおいしい食事を続けていただきますよう願っております。