3月20日「サロン交流会」 [2011年03月22日(Tue)]
東北地方太平洋沖地震後に初めての「サロン交流会」を開催しました。
3連休の中間、お彼岸で雨天、京都市内は大渋滞ながらも、 暖かったためか、いつもどおりに沢山のご参加をいただきました。 震災の直後ということもあったのですが、もしも災害などに遭った時の お話をいたしました。 災害、災難、緊急事態とどれを取ってみてもパーキンソン病の方には 大変な事態であることには間違いがありません。 まずアクシデントではパニック状態で体が動かないことや声が出ない 可能性があります。大勢の中にあっては転倒のリスクは必至です。 非常事態を予防することは、(予測できること以外は)誰でも困難 ですので、巻き込まれたり遭遇してしまったら如何に被害を軽くする かだと思います。 パーキンソン病の方にとってお薬は不可欠です。 以前お伺いしましたら、殆どの方はお薬の名前や種類、数、効能も ご存じない方が8割程でした。その方々はご自分でほぼ自律されて お薬の管理もされている方々です。 お薬の予備、処方箋などは身の回り品として必携ではないでしょうか。 また、先にも書きましたが非常事態では、自らSOSサインを出すことさえ 困難かもわからないのです。 名前、病名、緊急連絡先(主治医か家族)もお薬と一緒に 携帯していると、意志表示できなくても情報を見つけてもらえれば安心です。 パーキンソン病以外の事故などで緊急搬送された時も、家族や主治医に 連絡が繋がらないとお薬の必要性を理解してもらえない可能性があります。 ご自分で動けない方は、ご家族やご近所、主治医、看護師さんや介護の方など 出来るだけ多くの周辺の方と非常時の対応を確認されておくと良いと思います。 今回のような大規模な災害の場合は、特定の方だけとの御約束では対応が 速やかに行われないことも考えられます。 いずれにしても、これを機会に再度ご自分の危機管理を見直して、主治医の 先生ともお話をされてはいかがでしょうか。 不安感は症状の不安定にもなりかねませんので、納得の準備で落ち着いた 対応が可能になればと思います。 暗いニュースや心が寒くなる話ばかりではと思い、「ゆる体操」を紹介しました。 「ゆる体操」はインターネットでの情報ですが、テレビでも紹介されたらしく、 パーキンソン病で硬くなっている方には良いかなと取り上げてみました。 そして当日のお話ではありませんが、 我が家の庭の春をご紹介します。 沈丁花は母との思い出で、 その香りはとても優しいのです。 すべての方に春は 同じようにやってきます。 また、その隣に クリスマスローズも たおやかに咲いています。 |
Posted by
NPO-PDSO
at 13:00
初めまして、このブログを管理しています「ぺんぎん」です。
私もBIGLOBEに同じタイトル
「パーキンソン病は負けない」
を掲載しています。
今まではBIGLOBEに公私混同していましたが、
BIGLOBEはプライベート
CANPANは公式ブログという
位置づけにしました。
どちらも宜しくお願いいたします。