11月29日・30日とピープルファースト大阪大会が開催されました。
ピープルファーストとら『私達は障害者である前に一人の人間である』という考え方のもと、困難を抱えていても地域で生活していける社会を作りたい!と活動する、知的障害者を中心とした集まりです。
全国各地に活動拠点があり、年に一度「全国大会」として大きな会場を借りて集まり、とても活発な発表、啓発、交流の場となっています。
大阪での開催が決定してから、今年の初め頃から事務局が立ち上がり、大会に向けた準備がスタート。
今期ピープルファースト大阪の代表を務められている妹尾さんと、一緒に大阪の活動に参加されている植田さんも、事務局や現地実行委員会に参加して、『大会を作っていく』経験をすることに……
みんなで決めること、事務局だけで決めること、話してもらう時間はどれだけ取れるか、意見がたくさん出て会議が白熱した中、会議の進行もして…と、経験したことのないような会議もたくさん。毎週集まって話し合って、いろんなことが固まっていきました。
25回目の、節目の大会。
今年の大きなテーマは
・今までを振り返って、もう一度大切にしてきた活動を確認しよう。
・障害者権利条約で決まっていることに対して、日本はほんとにちゃんとできているかな?
・優生保護法の裁判について(手術で子供を持てないようにされた方が訴えを起こした)話を聞こう。
・やまゆり園のその後(事件後施設を出て、地域で暮らしている人の報告)の話を聞こう。
でした。今年、ここでしかできない大会にしよう、と実行委員と支援者とで考えた大会。
最後の最後まで念入りに準備も重ねて、資料も会場もみんなで用意しての、11月29日、本番。
900人を超える方が大阪国際交流センターに集まってくれました。
開会式の司会を務めた妹尾さん
入場行進でプラカードを持った植田さん
【写真:開会式の様子】
【写真:緊張の面持ち】
いつもは参加者だったピープルファースト大会も、初めての裏方、運営側に緊張でしたが、終わってホッとして、会場で真剣に話を聞く姿が印象的でした。
今年は大阪大会、代表の年ということもあり、全体会、分科会の日も日中活動のメンバーさんやぱあとなぁのスタッフも、たくさんたくさん手伝い、応援に駆けつけてくれました。本当に頼もしく有難かったです…!
【写真:本番、役割終わってホッとした二人】
来年は残念ながら開催はないのですが、再来年の兵庫大会に向けて、また準備とパワーの充電の年になりそうです。
大会の開催に際して、ご協力いただきました方々、ご参加いただきました方々、事務局の皆様、本当にありがとうございました。感謝の気持ちでいっぱいです!
これからも、この経験を大切にピープルファースト大阪の支援者として頑張っていこうと改めて感じながら筆を置きます
橋本 報告