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不器用だったり、遠まわりするからこそ見える世界 [2014年04月01日(Tue)]
これまでNIREからの情報発信は、ホームページとFacebookが中心でしたが、今年度からブログもスタートさせたいと思っています。よろしくお願いします。

さて、2005年5月に設立された教育サポートセンターNIREですが、立ち上げのきっかけとなったのは一人の男の子(当時小学校5年生)との出会いでした。

算数LDとして教室にやってきたのですが、当時の私はLDについて知識も経験もまったくなく、単に算数が苦手で、勉強ぎらいなんだろうなというくらいにしか考えていませんでした。

最初の授業のとき、簡単な算数の計算プリントを用意していたのですが、それを出した途端に彼はプリントをグチャグチャに丸めてしまいました。あまりのことで私は頭が真っ白になり、結局彼には何も勉強させることができないまま(たしか、大好きなポケモンの話しを延々と聞いてあげていたような……)授業が終わりました。

ふがいない授業だったので、「もう二度ときてくれないだろうな……」と思っていましたが、「本人はあそこなら通ってもいいと言っています。来週もお願いします」と母親から連絡がありびっくり!! とにかく何か準備しないといけないということで、そこからLDについて猛勉強をはじめ、すぐにその何とも言えない魅力(と言っては語弊があるかもしれませんが……)に取り憑かれ、今に至っています。

「発達障害」というと、どこか人より劣っていて、支援なしには自立できないと思われがちです。
しかし、NIREを立ち上げてからというもの、かれらから気づかされること、かれらから学ぶことがたくさんあり、かれらのことを知れば知るほど、かれらの存在なしには私たちの社会は成り立たないのだと強く考えるようになりました。

NIREの立ち上げのきっかけとなった少年は、その後もすったもんだはありながらも、今では立派な大学生となり、福祉の現場で働く準備をしています。

少し不器用だったり、遠まわりするからこそ見える世界もあります。

そんなかれらに寄り添うサポートをNIREは続けていきたいと思います。
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Posted by 中塚史行 at 19:04 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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