『チャレンジド・スポーツ(空手体験講座)』終了しました! [2016年07月12日(Tue)]
朝霞市社会福祉協議会 地域福祉活動事業補助金交付 障がい児・者の空手体験教室 『チャレンジド・スポーツ体験教室(空手講座)』 平成28年7月23日(土) 10:00〜12:00 場所:朝霞市中央公民館児童室 (コミニュティーセンター) 講師:土佐 樹誉彦 氏 参加者:20名(アシスタント含む) 今回の企画の『障害者(児)と空手』。 失礼かもしれませんが、正直、企画を考えた時、どこまで需要があるのか、参加者は集まるのか…そんな不安があったのは確かです。 しかし、国内はもとより、世界各国で空手の指導と普及に携わっていらっしゃる土佐先生と知り合ってから、海外の障害者の空手の試合の様子、練習風景を動画で拝見せていただきました。知的障害があっても、繰り返し行うことにより完成形でなくとも必ず何かは習得できるようになること、肢体不自由であっても、体の使い方を工夫すればできるようになることなどを感じながら、日本の伝統文化である空手を体験していただき、新たな発見をして可能性にチャレンジしてもらいたい!そんな思いを持って実施しました。 参加者は、自閉症でとても緊張しやすいタイプの子、多動で動きの激しい子、難聴の子、脳性麻痺の子など、障害も様々でしたが、土佐先生の温かく熱いご指導のお陰で、全員が体を動かして空手を体験することができました。 講座には、いつも道場に通われている子ども達が一緒に参加してくださり、なかなか輪に入っていけない子に声かけをしてくれたり、暫く傍にいて寄り添ってくれたり、手を引いてくれたりしました。 ![]() 土佐先生の指導で、道場の子達は途中で体を縛って、『自分の体が不自由だったら空手で何ができるのか?』そんな体験を行なっていました。 講座では、土佐先生から空手の動きだけでなく、人として大切なことも学び、感動し、その言葉で奮起しました。 土佐先生の言葉です。 「できない、わからないは言うな。できないなら今の自分に何ができるのか考えて、できることをやれ。何もできないことは無いはず。手が動かないのなら足を使え。手も足も動かなかったとしても、目で見ることができるなら目で見て戦略を考えることはできるはず。だからできないと言うな。そして、できないことを人のせいにするな。」 「相手の立場に立って考えるようにしろ。もし自分がその人だったら、どう思うか?何を思い何を感じるか考えろ。」 どんなに辛い時にも今できることを見つけて前を向いて進んでいくこと、人の気持ちを考えて思いやることの大切さ。心に響きました。 参加してくださった子ども達のキラキラ輝く笑顔から、パワーをいただきました。 参加された皆様、お疲れ様でした! 講師の土佐先生、ありがとうございました! 【動画】 (写真・動画の掲載につきましては、ご本人とご家族の承諾を得ています。転写はお断りいたします) |