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中島 隆信著「障害者の経済学」[2008年04月05日(Sat)]


ボランティアという行為は「自己犠牲」でもなければ「滅私奉公」でもないという指摘に共感しました。

KFFAは、ボランティアは、誰かのために、何かのために奴隷のように尽す人ではなくて、自らの意思決定のもと進んで行なう与える″s為だと考えています。

ボランティア行為から、何かしらの価値を感じている方々が、KFFAには集まっていただいています。KFFAの主な目的の一つは、みなさんの自己実現のお手伝いにありますので、これは大変うれしいことです。

ボランティア論も含め、幅広く客観的に障害者問題について語られている本ですので、KFFAの関係者にもお勧めの一冊です。きっといろんな気付きを与えてくれると思います。


以下の内容は、アマゾンにも掲載。



全体を通して、障害者問題一般についてこれから勉強してみたい方にとても読みやすい本です。

障害者福祉の書籍を分類すると主に、介護の専門書と、障害者福祉に関係する体験記や自叙伝の2つに分けられるように思います。どちらも障害者を取り巻く社会的問題について読みやすい内容とは言い難く、この分野に馴染みの薄い読者にとってはなお更のことです。前者は介護のプロや福祉業務に携わる人を対象としており、後者は、著者の自我が全面に押し出されている場合が少なくなからです。 一方、この障害者の経済学は、どちらにも当てはまらない新しいタイプの障害者福祉の書籍といっていえるのではないでしょうか。

著者の中島氏は、障害児の親という視点を離れ客観的な観点によりインタビュー調査を行い、障害者問題を経済学の観点から書き綴っています。

著者は、障害者の多くが、需要と供給に基づく市場経済の仕組みから離れた、税金を基本に日々の生活を支えられる社会システムの中で生活していることを紹介するほか、そのためにニーズ発信の機会が非常に少ないことなども取り上げています。 また、比較的閉鎖的な文化を持つ障害者福祉の分野でインタビュー調査を行なうことは容易ではないため、その点から考えても非常に価値のある一書だと思います。

Posted by KFFA at 02:10 | 書評 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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