いなべ市市民活動支援センター
出会い、つながる交流![]() 私たちがいなべ市の市民活動センターを初めて訪問したのは1年半ほど前(平成26年12月)のことです。一昨年の助成金セミナーに辻センター長が来てくださったことから交流が始まり、辻センター長と東員町の生ごみリサイクル思考の会の川島さんが呼びかけて発足した『三重県北勢地域環境団体交流会』に、当団体も参加のお誘いをいただいたことがきっかけでした。 団体活動の広がりと交流をサポートいなべ市の市民活動センターでは、4年ほど前から独自の助成金セミナーを開催しているそうです。デンソーや東洋ゴム、桑名信用金庫など環境基金を持つ地域の企業に来てもらったりして、多様な助成制度を紹介し、地域の市民活動団体が助成金を活用し、さらに活性を充実させるようサポートされています。 足掛け5年、助成金セミナーを開催するなど団体の資金調達をサポートしてきたいなべ市のセンターですが、センター長・辻さんが捉える傾向性として、良くも悪くも小さくまとまり、活動の広がりに欠ける団体が多いということです。 そのため、まずは団体同士が知り合う機会、交流する機会をつくろうと、いなべでは7年前からあらゆる分野の団体が集うイベント「スマイルフェスタ」を開催しています。 場所も内容も広がる「スマイルフェスタ」![]() 「スマイルフェスタ」を始めた当初、参加団体(ボランティアグループ)は10団体ほど。ショッピングセンターのエレベーターホールでの開催でした。センターに訪れる文化活動団体やボランティアグループの方の「新しいメンバーやボランティアが集まらない」「活動が広がらない」という声を聞いた辻センター長が、各団体の認知度を上げることと団体同士の交流を目的に登録団体の方々に呼びかけ、みんなで開催したそうです。 それから7年、今年のイベント参加団体は40〜50、パネル展示を含めると80団体ほどが「スマイルフェスタ」に参加し、いなべ市北勢市民会館のさくらホール(821平方m、収納席776席)で2日間に分けて舞台イベント(文化活動発表など)とフロアーイベント(体験コーナーや団体活動PR展示など)が行われます。団体の活動紹介や発表だけでなく、地元企業8社の社会貢献活動のPRコーナーを設け、団体との関係づくりの後押しもしています。 無理せず継続的な活動を![]() 辻さんがセンター長になった当初、登録団体は30団体ほど。電話もつながらないような団体もありましたが、団体の広報を兼ねた機関誌の発行や、一軒一軒団体訪問をして、今では120ある登録団体すべてが顔の見える関係になったといいます。 また、一年前の訪問ではこんなお話も。「活動資金が必要な団体に助成金の活用を提案しても、申請書の作成でつまづいてしまう団体が少なくない。活動主体が高齢者の団体には申請書作成スキル向上を求めるよりも積極的にお手伝いしています。」 以前この「NPOほうもんき」でお話を伺った「いなべの里山を守る会」の代表も務める辻センター長。その時に話してくださった「肩肘張らず、無理をしないことが継続的に取り組める活動につながる」という思いが、いなべ市市民活動センターにも活きているようです。 つながりはさらに広がり・・・![]() 辻センター長と当団体の出会いは、昨年10月に開催した「助成金講座」での共催にもつながりました。いなべ市市民活動センター会議室で行われた講座には、14人(11団体)がご参加くださいました。講座を受けて助成金を申請した団体があっただけでなく、団体同士の交流も生まれ、福祉団体とバルーンアートグループの出会いから活動が広がったと嬉しい報告もいただきました。 「いなべ市市民活動支援センター」の主な活動
→団体HPへ センター長・辻さんより一言!![]() 楽しいこと、好きなことで、ちょっと人のため、社会のお役にたてるなら、素敵なこと。ボランティアをしている人は、心やさしい方が多いと思いました。これからも、そのような方々のお役にたてるセンターでありたいと思います。
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