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NPO法人 地域の未来・志援センター
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大垣市レクリエーション協会

〜レクリエーションで「楽しい」を創る!〜




ヒアリング風景(小).jpg


 今回は、西濃環境NPOネットワークのメンバー・大垣市レクリエーション協会を訪問。同会の設立は1972年と古く、40年以上もの間、西濃地域でレクリエーションの普及振興を図ってきた団体です。多くのNPO同様、やはり会員の高齢化や減少などは避けられない課題ですが、いま、それらを乗り越えようとする動きが始まっています。その思いを伺いました……




  • どんな団体NPO法人・事業型

  • 会員数個人:190人、団体:29

  • 活動エリア岐阜県・西濃全域

  • 活動拠点岐阜県大垣市

  • 年間予算約2500万円



[2016年06月05日(Sun)]

子どもから高齢者まで「生きがいづくり」を応援



1979年頃のダンスパーティーの様子

 大垣市レクリエーション協会の事務局は「大垣市青年の家」内にあります。JR「大垣」駅から徒歩10分とアクセス良く、周辺は閑静な住宅街です。


 同協会の始まりは、大垣ジュニアリーダーズクラブのOBたちが開催した「市民フォークダンスの集い」でした。当初はまだ若い世代が対象で、社交ダンスやディスコダンスなどダンスや歌に親しむ場を設けていたそうです。
 70年代後半から80年代にかけては、ダンスや歌だけでなくゲーム、キャンプ、ニュースポーツ(*)、クラフト……と、年々内容が充実。ボーイスカウトや子ども会といった他団体の各種イベントに協力することが増えました。その一方で、レクリエーション指導者の育成もスタートさせます。


 90年代以降、時代とともに教育・福祉分野からの要請もあり、学校や「ふれあい・いきいきサロン」(高齢者が集う場)への指導者・講師派遣などさらに活動の場が広がりました。2002年にNPO法人へ移行、07年には「大垣市青年の家」指定管理を受け、老若男女を問わず地域住民の「生きがいづくり」を応援しています。
 *「誰でも、気軽に、すぐに楽しめる」ことを目的に新しく考え出されたスポーツのこと。




強い思いを抱いてレクリエーションの世界へ


「楽しい」を伝授中の北村事務局長

 古くからある団体ということで、勝手に年配の方の登場をイメージしていたところ、対応してくださったスタッフさんは皆お若い!という印象。皆さん、レクリエーションの世界に入ろうと思ったきっかけは何だったのでしょう……?


 理事長・日比千穂さんは「中学校の保健の授業で『健康は、心と身体が健康でなくてはならない』と学びました。高齢社会を迎える課題解決の一つとして『競技スポーツ』ではなく、『生涯スポーツ』を知ったことが大きかったですね」と話します。この生涯スポーツを「いろいろな人に教えたい」と考えたものの、ご両親の意向もあり小学校の教師に。けれども「やっぱり学ぶところ、現場はここしかないと思って」。結局、7年務めた教師を辞め、レクリエーション活動に力を注ぐことになったそうです。


 事務局長・北村小百合さんは「以前、スポーツ少年団に入っていたのですが、キャンプで一緒にゲームをしてくれたお兄さん、お姉さんたちがすごく素敵でした。どうしたら、こんなに楽しくできるのかと」。「私もあんな風になりたい」という憧れが高じ、自身もインストラクターの資格を取得したのだと笑います。


 大学の授業でレクリエーションに出合ったのは、「大垣市青年の家」職員で指導員の岩本舜汰さん。「総合の授業で初めてレクリエーションを知り、興味を持ちました」。教師を目指していた岩本さんですが、在学中にインストラクターの資格を取得し、指導員の道を選んだということです。


 ちなみに、職員である岩本さんと違い、日比さんと北村さんは無給。そのため、日比さんは短大で体育の非常勤講師(なんと、生涯スポーツを教えています!)を、北村さんは農園でイチゴ摘みの仕事を別にしています。思わず「大変ですね」という言葉が出てしまいましたが、お二人の笑顔からは日々充実している様子がうかがえました。




若い世代の減少、指導者の活用不足が当面の課題


昭和の遊び「リム回し」特訓中!

 日比さんが理事長に就任したのは、1年ほど前のこと。スタッフの引き継ぎ、世代交代はうまくいっているようですが、やはり課題はあると言います。


 一つは「会員の高齢化と減少」。設立から40余年が経ち、会員の多くが60〜70代となる一方で、若い世代(働いている世代)が続けられなくなっているそうです。ここで問題なのは、若い世代の減少でしょう。その理由を尋ねると「もともと会員には学校や福祉関係の人が多いのですが、彼らがここ10年ほどで非常に忙しくなっているんです。例えば、大垣市では昨年度から市内全小中学校で『土曜授業』がスタートしていますし、福祉施設も土日開所のところが増えています」。職場環境が大きく変わり、なかなか自分の時間が持てないのだとか。「10年ほど前までは、事務局に顔を出せば誰かがいました。作業も皆で楽しくワイワイ言いながら進めていたのですが」と日比さんたちは振り返ります。


 そして、もう一つが「指導者の活用不足」。協会で開催している「レクリエーション・インストラクター養成講座」などを受講した人たちを活用しきれていない、ということです。「それぞれの得意分野を生かして活動できる場を、もっと提供していきたいですね。」




それぞれの得意分野を生かして協力していきたい!



お話を伺った日比さん、北村さん、岩本さん

 課題を乗り越えるには、先ほど触れた「それぞれの得意分野を生かした活動」がポイントになりそうです。協会内には広報・福祉・文化芸術といった委員会がいくつかあり、「各委員会と事務局が一緒に協力しながら、いろいろな企画を立てていきたい」と皆さん口を揃えます。委員会にこだわらずとも個人で、例えば実際、ITの得意な人から「協会のHPを作り直しましょうか?」といった申し出もあるとのことなので、これは今後の広がりに期待大です。


 そのほか、「インストラクターの上位資格である『コーディネーター』の育成」「レク材(レクリエーションの材料)の紹介」とやりたいことが次々に出てきます。レク材については「せっかく面白いレク材がたくさんあるのに、会員でも使い方を知らない人が多いんです」と北村さん。「説明できる場を作って、楽しさをもっと知ってもらえれば……」


 協会では、不登校児の支援もしています。日比さんは「スポーツを通じて、少しずつコミュニケーションがとれるようになるんですよ。こうした面からも、需要はいろいろあると思います。(4月に起きた)熊本地震の被災地でもストレス発散になるし、レクリエーションを生かせるのではないでしょうかと話します。「レクリエーションは本当に幅が広いです。皆さんで『楽しい』を創っていってほしいですね。」


 今年9月23日(金)〜25日(日)には「第70回全国レクリエーション大会2016 in 岐阜 〜 清流に 楽しさ 笑顔 夢いっぱい」が開催。岐阜県内各地で、さまざまなイベントが行われます。もちろん、大垣市レクリエーション協会も参加しますので、皆さん、ぜひ遊びに行ってみてください!


 また、10月9・10日に開催する当団体主催「情報交流会」は、今年度は西濃環境NPOネットワークさんとのコラボ企画です。9日のお昼間は西濃環境NPOネットワーク主催『アースデイいびがわ』を開催、そして夕方から情報交流会へと突入します!そのコラボイベントのメンバーに、大垣レクさんも加わって楽しい企画で盛り上げてくれる予定です。皆さま、乞うご期待!



「大垣市レクリエーション協会」の主な活動



  1. 1.まちづくり推進活動

  2. 2.地域指導者支援活動

  3. 3.生涯学習活動

  4. 4.福祉レクリエーション活動

  5. 5.ネイチャーレクリエーション活動

  6. 6.文化芸術活動

  7. 7.生涯学習指導者派遣活動

  8. 8.「大垣市青年の家」管理・運営


→団体HPへ

→団体FBへ




理事長・日比さんより一言!




 「Recreation」は、直訳すれば「再創造」。健康で文化的な生活がおくれるよう、私たちは、レクリエーションを提供し、「楽しい」を生み出すお手伝いをしているだけです。心からの「楽しい」は、1人1人が主体的に生み出すもの。私たちのお手伝いが「楽しい」につながっていければと願っています。
今年度(2016年度)は「全国レクリエーション大会 ㏌ 岐阜」が9月23〜25日にあります。最高な岐阜を味わっていただけるよう、レクリエーションのネットワークでがっちり取り組んでいます。老若男女が力を合わせることで、次世代を育て、時代のニーズに合わせたレクリエーション支援を目指していきます。